焼き肉と間違ってホットプレートに載せちゃった!
車に乗ってる人はよくご存知の通り、炎天下に駐車しておくとハンドルが触れないほど熱くなる。ダッシュボードもしかり。こんなところにバルクのストレージを置き忘れたら、かなりヤバイはずだ!ということで、それを再現してみた。
まずは車のダッシュボードが何℃になっているのかをチェック!
なんとっ! 80℃近くもあるじゃないのっ!
そりゃー触れないワケだ……。っつーかそんな熱いもの触って、今までよくヤケドしなかったな~。だって、温泉卵が作れる温度だよ。コレ。しかも黄身がもっちり、白身はとろとろになる、理想的な温泉卵の調理温度! 卵をダッシュボードに30分も放置しておけば、おいしい温泉卵の完成だ!
ということで、この状態を作るべくホットプレートで実験しよう!
ストレージには温度センサーを取り付け、電源とS-ATAのケーブルも接続している。しかもPCに接続して、加熱した状態で読み書きができるかテストしようというのだ! っつーか、自分でも実験してみようって勇者は、破裂とかショートとかに十分注意して♪ まー、誰もやらんだろうけど……、PL法に基づいた警告ってことで。
HDD、SSDともに20分ほどで80℃まで加熱できたので、その状態でさらに10分放置してみた。
して結果は!
お互いゆずることなく読み書き可能!
つまりダッシュボードにノートPCを置いて使っても、ストレージ的には問題ないということだ。ただCPUが熱暴走しようが、ケースが溶け出そうが、LCDが液漏れしようが、それは今回のテスト範囲外。あとは自分のPCで実験して欲しい。
しかーし! ここで実験を終えたんじゃASCII.jpの記事じゃネェ!
そう!ぶっ壊れるところが見たいのだ! ストレージを殺るんだ! ということで、ホットプレートをマックスパワーにして実験続行。
ハードディスクに異変が起こりはじめたのは120℃を越えたあたりから。金属が膨張するピキピキ音が鳴り出し、134℃になったところでアクセス不可能になった。
一方SSDは、ピキピキ音はしないものの137℃になると突如アクセス不能に。
もっと派手に燃えたり弾けたりせんかいっ! と、さらに加熱を続けるとHDDは150℃でモーターから「ピーッ!」という異音が! なんか軸受けが唸ってるっぽいぞ……。でも5分もすると異音が収まった。もしかして、何か溶けた?
これ、断末魔の叫びってヤツ?
これらの写真では、どのぐらいの熱いかよく分からないので、こんなとこもしてみた。
そして10分も調理すると……。
おいしそうなのができました!
こうして、さんざん遊んだ――。いや、実験し「ダメで元々と」思いつつ、室温まで冷えたところでPCに接続してみると……。
ゲロ淒っ! SSDもHDDも読み書きできるじゃん!
例によって全セクターにチェックディスクをかけてみても、バッドセクターなしっ! 135℃付近でHDDもSSDもアクセス不能になった原因は、
どうやらコントローラの熱暴走らしい。
ということで、耐熱勝負はSSDもHDDも互角という結果になった。しかも! 焼き肉と間違えて150℃ぐらいで20分焼いてもデータは生きている!という恐るべき結果を残した。
熱くなってたから水中に入れてヒートシンクしちゃった!
「これだけ暑い日が続くと、ストレージたちもさぞかしプールに入りたいだろう」ということで、ホットプレートの熱地獄のあとに、水に入って涼んでもらおうという、ハートフルな実験。いわゆる水責めだ。どんだけSだよ……。
使ったのはフツーの水。横浜市水道局の水なので、東京よりは少しおいしい水といった感じだ。この実験も無茶は承知で、PCに接続した状態で行なった。
どちらも気持ちよさそうに、水中を泳いでるかと思いきや。水に入った瞬間にアクセス停止! せっかく時計まで用意したんだから、もう少し動けよっ!
あまりのヘタレっぷりにあきれて、しばらく放置しておくと、なんだか泡が出てるぞ……。HDDは電源コネクタとその周辺回路から盛大な泡が! SSDも電源コネクタからチロチロと泡が!
うきゃー!水の電気分解はじまっちゃったよ!
水道水でも電気流れんのかっ! SSDのコネクタを見るとよく分かるが、泡が発生しているのは2ヵ所。つまりマイナスの電極からは水素が、プラスの電極からは酸素が発生していることが分かる。
ということで、水没対決もSSDとHDDは互角の勝負で引き分け。もちろん乾かしたあとでPCに接続しても、何の問題もなく読み書きできた。ジュースやバスクリンだと、結果が違うかも知れないけど、そこはこの夏の自由研究でドーゾ。
(次ページへ続く)
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