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リンクスがアウトレット通販を開始! って俺のアレがっ!

2011年07月04日 16時00分更新

文● 藤山 哲人

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 「とある魔術の禁書目録」の痛PCケース「とある科学の超電磁砲」のスペシャルマーキング・サイドパネルなどを販売して「会社自体が痛いんじゃね?」とまことしやかに囁かれているリンクスインターナショナルが、アウトレット通販を開始した。URLは、http://www.linksoutlet.jp/

リンクスインターナショナルのトップページからのリンクもあるので、簡単に見つけられるだろう

 取り扱い商品は、こんな感じだ。

箱は破れちゃったけど中身は新品・完動の「箱破損品」

 輸送途中で箱が破れてしまったものや、おそらくわれわれASCII.jpが撮影用にお借りしたものの、パズルのように入っていた同梱物を上手く元に戻せなくって、無理やり箱に押し込んだら破れちゃったものなどだ。

市場売価8500円前後のメモリが、箱が壊れてるってだけで1500円。マジかよ!買いだろ!?

ほかにもANTECの1200W電源「TPQ-1200-OC」(定価3万3800円)が、爆安の1万9800円に!

定価3万5800円のANTEC製850W電源「SG-850」が1万5200円。これらは箱が傷んでいるだけで、中身は未開封の新品なのだ

 製品はノートPCに始まり、ケースから電源、メモリなどなど、リンクスインターナショナルが扱っているあらゆる商品が並んでいる。価格はだいたい半額から、もってけドロボー!的な価格までさまざまだ。

テストで使ったマシンやマザボなどの「中古品」

 「箱破損品」は中身が新品だが、「中古品」はテストなどで何回か使ったものや、おそらくわれわれASCII.jpをはじめとするメディア関係者がレビュー用にお借りしたものだ。筆者のようにSSDをコンロにかけたり、10m上空から落としたりといった、ヤバイ中古品ではない。
 リンクスさん曰く「藤山さんが記事を書くと決まった場合は、税務上の関係もあり最初から破棄処分にしてます」とのこと(真実を聞かされ、俺は涙した……。ごめんなさいリンクスさん)。だから「中古品」で販売されているのは、フツーのパソコン誌やWeb媒体がフツーに使って、フツーにレビューした中古品なので安心してほしい。

定価6万7000円のノートPCがなんと3万6800円!「ちょ~っと待ってください!今ならもうワンセット――」はないらしい

定価2万2980円のANTEC製PCケースの最新モデル「P193 V3」が半額以下の1万3800円!

 販売しているものは、マザーボードにノートPC、ケースなど、リンクスの手がけている商品全般だ。価格は箱破損品よりさらにお安く、5割、6割当たり前!という感じになっている。

製品の一部を取り出した「保守部材品」

 いわゆるPCパーツレベルにまで分解され部品単位での販売だ。ケースに付いているファンや電源、ネジにサイドパネル、そして各種マウンタなどがメイン。バイクで言うところの「ハゲ鷹」な感じだけど、正規品からリンクスがバラしたものなので安心して使える。

ファンや電源は消耗品だから、正規の保守部材があると助かるんだよな~

 クライアントPCはホイホイとケースごと新機種にしちゃうけど、サーバはケースそのままで壊れた部品を取っ替え引っ替えやるのが王道(Linuxサーバ除く)。だってWindows Serverって新環境に持っていくハメになったら、リアルの引っ越しより辛い作業が待ってるモンね。自鯖を置いているユーザーは、このページ必見だ。
 価格はパーツレベルなので、数百~数千円程度。

何が出てくるか分からない「ジャンク品」

 動作保証していない拡張カード類にPCケース、電源にスピーカーなど、見ていて一番楽しいコーナーが「ジャンク品」だ。おそらく30歳以上のオッサンたちにしか通じないだろうが、ラオックス ザ・コンピュータ館の建つ前にあった、ジャンク品のオアシス「国際ラジオ」の様相を呈している。今だとアダルトショップM'sの近くのガード下とか、元交通博物館近くにあるラジオガァデンの「日米無線」あたりか!?  売れ筋商品をみてみると、こんなん。

おいおい!ずいぶん“クールビズ”な筐体じゃねーかっ!価格は左が120円で右が580円で、すでにマニアの漢たちが購入済み。確かに扇風機を当てれば、最高のエアフローが得られる逸品ではある

 他にも、あれ? どっかで見たことあるぞ!的なモノがごろごろしている。たとえばコレ。

レビュアーを募集したところ応募者ゼロという曰く付き「ヒョウ柄HDDケース!」(300円)。大阪のオバチャンぐらいしか買わネーって

リンクスのイベントで展示されていたmsiの迷彩サイドパネル(ANTEC P183用/300円)。これはちょっと欲しいかも

 とこんな感じでワケあり商品を爆安で売ってるので、筆者もマジ読みしていたところ、

 こっ!これはっ!

 という珠玉の逸品を発見!

超電磁砲の晩酌テーブルに使った足! 超電磁棒だ! っつーかゴミ!?

 これ、俺の作った超電磁砲 晩酌テーブルの足じゃねーかっ!

 その商品名は「ネオジウムなど搭載した某棒」と! お値段980円なので、ネオジム磁石買うより安いっ! 「天板の痛サイドパネルは付かないの?」って訊いたら「藤山さんが刺身のせたおかげで、魚臭くて売れません」と……。またしても俺は涙する。ゴメン……。
 さらにページを見ていると、「お!? ネオアームスト□ングサイク□ン ジェットアームスト□ング砲じゃね? 完成度、高っけーな!オイ!」を発見!

「懐かしのラップトップPC(人工芝付き)」。いやいや、AMDのFusion APU「E-350」を搭載した最新のベアボーンだって! 商品とまったく関係ない意味不明の人工芝がセットになっているのがリンクスらしい

 んがーっ!これも俺が作ったラップトップPCじゃんかっ!

 お値段は、4444円也。なになに!これ売っちゃうの!? 俺はそんな許可した覚えはないが、今ここで許可しよう!

 誰か里親になってください。

 マジ動きます。液晶もちゃんと映ります。なにより俺の魂と熱いハートも入ってます! 作ったときにツメ切ったから、ソレも入ってるかも?
 リンクスインターナショナルの取り扱いメーカーと言えば、ANTECにCORSAIR、ENERMAXにFOXCONN、MSIにeVGAなどなどと幅広く、CPUさえあれば取扱商品だけでハイパフォーマンスなマシンが1台できちゃうことで有名。掘り出し物を毎日チェックしていれば「箱破損品」や「中古品」「保守部材品」で、バカみたいに安い激っ速なマシンが作れるのだ。これはちょっと見逃せないだろう。
 しかもASCII.jpで作ったヘンテコマシンの記事で、最後のページに取材協力「リンクスインターナショナル」って書かれているものは、ジャンク品として並ぶ可能性大! 世界に1台しかない、迷作をその手に入れてくれっ!

※:アウトレットのため、記事で紹介した製品が必ずしもウェブサイトで販売されているとは限りません。製品ラインナップは日々更新されますことをご了承ください。

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