店の名前は「ぴなふぉあ」なのにピナフォアエプロン
じゃない従来コンパチのコスチューム
コスチュームはこれまでご覧の通りで、従来のぴなふぉあと完全コンパチブル設計。肩のパフスリーブが可愛いピンクのワンピース。スカート丈はミニで、メイドさんによってパニエだったり、ドロワーズだったり、併用だったりで色々だ。メイドさんごとのスカートのボリューム感を楽しむってのもいいだろう。エプロンは胸当てがなく、丸くカーブを描きエッジにフリルがあしらわれたウェストエプロンだ。
店の名前にもなっている「ピナフォア」は、エプロンの種類を示すもので、胸当てのあるタイプを言う(知ってた?)。実はぴなふぉあのオープン当初は、ピンクのワンピースにピナフォアエプロンだったのだ(昭和通りの1号店には、初期のコスチュームが飾ってあるハズ)。2003年春ごろに現在のコスチュームにチェンジするものの、お店の名前は変わらず「ぴなふぉあ」のままになっている。
最も特徴的なのは、黒いベストと大きな真紅のリボンタイ。メイドのコスチュームは数あれど、このタイプは滅多に目にしない。それもあって、よく漫画やアニメの中でも「これ“ぴなふぉあ”だろ?」ってメイド喫茶が登場する(近々では「まほろまてぃっく OVA」に出てたなぁ)。それほど特徴的でインパクトのあるメイド服なのだ。
ぴなふぉあが他のメイド喫茶に比べ華々しいと感じた人も多いだろう。これは「基本のコスチュームさえ着ていれば、アクセサリやヘッドドレス(カチューシャの類)、ソックスや靴は自由にしていい」というお店の方針のため。
だからぴなふぉあのメイドさんは、1人たりとも同じシルエットになっていない。メイドさんは自分の個性にあわせてカスタマイズができるというわけ。コレが華々しさの素で、他の店舗とイメージが異なる点。凄いメイドさんになると、バッチやアクセサリで黒のベストがほとんど見えない!なんてときもある。東京国際アニメフェアの記事でも撮影させてもらった、クララちゃん!キミだよ!(笑)。
メニューは上位コンパチブルで一部の機能拡張
3号店のメニューは、1、2号店とほぼ上位コンパチ仕様。料理やドリンクそのものは、系列店と同じだがエンタテインメントメニューがセットになっている。先にも紹介したとおり、テーブルで呪文をかけてくれたり、パフォーマンスを見せてくれたりなどだ。
系列店で人気の文字入れオムライスはもちろん、安くて腹いっぱい食べられるハンバーグセットなどもあるのでノープロブレム。いつものアノ味をPC街でガッツリ食べられる。お冷やもまた1、2号店と同様に、さわやかなレモン風味がついたレモン水が出てくるのもうれしい。なお現時点ではランチメニューの設定はないが、近々に設定するということだった。
3号店独自のメニューは、メイドさんがテーブルでシェーカーを振ってくれる「シャカ×2 ミックスカクテル」(ノンアルコールもあり)、ミールでは「ロシアンボール」がお勧めだ。名前でピンとくると思うが、8個のミートボールのうちどれかが激辛になっているというものだ。ミートボールは1つずつスプーンに乗っているので、恋人未満の女の子と食べても、間接キスにならないことを説明してオーダーするといいだろう。あわよくば「あれ?ソース残ってるじゃん!」とか言って、間接キスを狙えるスグレ物だ。また、当たり(激辛)の個数をオーダー時に指定できるので、じゃんけん代わりにも使える。もちろん8つすべてを当たりにしてもOKだ。
さらにどんな料理にもオプションでトッピングできるのが「ふりふりデスソース」。メイドさんによれば、ハンバーグでもオムライスでも、スイーツでもDEATH化の要望にお応えします!とのコト。ソースはメイドさんがかけてくれるので、止めるときには「にゃん!」と言わなければならない。3号店は初めてという仲間をカモに連れて行き、口を塞いでしまうという攻撃が期待できそうだ。
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