期待の動画エンコードを試す
TMPGEnc 4.0 XPress
前回と同じく、5分20秒のMPEG2動画をH.264形式の720×480ドットにエンコードした際に要した時間を計測している。期待のエンコード時間は、さらに24秒短縮した2分40秒で完了した。「Core 2 Duo E7500」(4分36秒)と「Core i3-530」(3分6秒)ほどの圧倒的な差はないが、デュアルコアとしては十分高速な部類だ。今まで「Core 2」シリーズの下位モデルを使っていたひとは、買い換える価値がある差といえるだろう。
動画再生支援の性能をチェック
PowerDVD9
「PowerDVD9」を使って、1920×1080ドットのH.264動画再生時のCPU負荷を計測したが、“Core i5マルチPC構成”と“Corei3激安構成”の搭載GPU自体は同じ「Intel HD Graphics」なので誤差の範囲になっている。これはグラフィックカードも同じだが、同じ世代の動画再生支援機能ならGPUコアクロックなどのスペックの上下で性能差が出ることはほとんどないのだ。
消費電力と発熱をチェック
アイドル時の動作クロックはともに1.2GHzだが、地デジチューナーの搭載や電源ユニットの変換効率が影響して、“Core i5マルチPC構成”が6Wほど高い数値になっている。また、CPU負荷が100パーセント近いエンコード実行は14Wのアップ、バイオハザード5のベンチ実行時は18Wのアップになっている。電源や環境が違うので一概に比較はできないが、CPUとGPUの動作クロック差は気にするほど大きくはない結果だ。
CPUコアの発熱量も同様の傾向で、CPUとGPUの動作クロックがアップした分“Core i5マルチPC構成”が高くなっている。
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