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目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー ― 第14回

MacBookのバッテリーと長く付きあう3つのコツ

2010年02月03日 18時00分更新

文● 海上忍

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その1 寿命を把握しよう

 システムの突然死で悶絶しないためには、時折バッテリーの「寿命」をチェックする必要がある。

 最も簡単な方法は、メニューエクストラの残量インジケーターを「option」を押しながらクリックすること。そうすると、普段は表示されない「状態:○○」という文字列が現れるはずだ。これが「普通」であれば差し当たっての問題はないので、また1ヵ月後チェックすればいい。

「option」を押しながらバッテリーの残量インジケーターをクリックすると、健康状態をチェックできる

 状態が「間もなく交換」の場合は、そろそろバッテリー交換を検討していい頃だ。「今すぐ交換」の場合は、おそらくフル充電の状態から数十分程度しか持たないはず。MacBook Proの機動性を活かすためにも急いで交換すべきだ。「バッテリーの交換修理」は臨終寸前なので、いますぐ取扱店かジーニアスバーに予約を入れよう。

 アップルの公式見解によれば、現行MacBook Proの内蔵バッテリーは、充電サイクルが最高1000回までは80%のバッテリー容量を保持できるとのこと。充電サイクルを1日1回で計算しても、2年半以上は交換する必要がないわけで、ときどき思い出す程度のチェックでも十分かもしれない。

 ちなみに、充電回数とバッテリー容量は、システムプロファイラの「バッテリー情報」で確認できる。もうチョイ気の利いたツールが欲しいという場合には、Dashboardウィジェット「iSTAT PRO」を使ってみよう。健康状態がパーセンテージで表示されるため、「普通」や「今すぐ交換」といったアバウトな言い回しでは納得できない向きにお勧めだ。

フリーのDashboardウィジェット「iSTAT PRO」。右端の「BATTERY」項目でバッテリーの健康状態をチェックできる

その2 やってはいけないこと

 現行のMacBook Proは、数年前どころか1世代前のモデルと比べても、バッテリーの耐久性は改善されている。以前ほど神経質になる必要がないことは確かだが、いくつかの「禁忌」があることもまた事実だ。

 1つは「AC電源つなげ放し」。バッテリーを装着したままAC電源での稼働を続けると「過充電」となり、バッテリーが必要以上に発熱するなどの原因により、通常より早く老朽化してしまう。ずっとつなぎっぱなしにしないで、少なくとも1ヵ月に1度はAC電源を外す、これが「長生き」の秘訣だ。

 温度管理も重要。MacBook Proが内蔵バッテリーとして採用しているリチウムイオンは、室温の20度前後での保管が最適で、そこから大きく外れる温度で長期間使用すると寿命が縮んでしまうとされている。冬場はともかく、真夏にクーラーのない部屋で酷使することは避けるべき。MacBook Proが「夏バテ」してしまうだろう。この辺の詳細はアップルのウェブページにもまとまっているのでご一読を。


その3 最大容量が低下したらリフレッシュ

 最後はバッテリーリフレッシュの情報で締めくくりたい。手順はアップルのサポートページにあるとおりだが、簡潔にまとめると、

  1. 完全充電後に電源を外す
  2. 自動スリープまで使い続ける
  3. 電源オフ or スリープの状態を5時間以上持続
  4. 電源をつないで充電完了を待つ

 という手順でOK。「システムプロファイラ」に表示される完全充電時の容量が少なく感じられたときには、この作業でバッテリをリフレッシュしよう。

完全充電時の容量が低下してきた、と感じたら「バッテリーリフレッシュ」を試してみよう


※次回は2月9日(火)掲載予定です


筆者紹介──海上忍


 ITジャーナリスト・コラムニスト。アップル製品のほか、UNIX系OSやオープンソースソフトウェアを得意分野とする。現役のNEXTSTEP 3.3Jユーザにして大のデジタルガジェット好き。近著には「改訂版 Mac OS X ターミナルコマンド ポケットリファレンス」(技術評論社刊、Amazon.co.jpで見る)など。



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