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目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー ― 第32回

MacBook Proがデスクトップ機になる? 「クラムシェルモード」の使い方

2010年07月20日 19時00分更新

文● 海上忍

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13インチMacBook Pro
13インチMacBook Pro

 13インチMacBook Proといえば、均整なアルミのボディーに、デジタルライフを楽しむための機能をギュっと詰め込んだプロダクト。国内でも人気が高くて、「初めてのMac」として選ぶ人も多いです(Apple Storeで見る)。

 本連載「目指せ快適! MacBook Pro長期レビュー」では、本体の見所や併せて使うと便利な周辺機器、覚えておくと便利なソフトの設定方法など、MacBook Proをより楽しく使うための情報を提供していきます(連載の目次)。


クラムシェルモードとは?

 MacBook Proシリーズ全機種には、外部ディスプレーを接続するためのMini DisplayPortが1基用意されている。Appleが開発/提案し、VESAで標準化(DisplayPort Standard Version 1, Revision 1a)されている規格で、VGAやDVIなどの端子を備えた変換ケーブルを用意すれば、市販品のほとんどをMacBook Proの外部ディスプレーとして利用できる。

 Mini DisplayPortに接続したディスプレーは、MacBook Proの横に並べて使うか(デュアルディスプレー)、同じ内容をそのまま映すか(ミラーリング)の二者択一となる。そして後者を選択したとき、ミラーリングしたディスプレーだけで十分、むしろMacBook Pro内蔵の画面は必要ない、というケースも考えられる。

 そのような場合に検討したいのが「クラムシェルモード」だ。二枚貝状態という名が示すとおり、MacBook Proは閉じて内蔵ディスプレーは使わず、外部ディスプレーを表示デバイスとして使用する。同モードに対応するのはMacBook Proシリーズ全機種のほか、PowerBook G4とMacBook、MacBook Airのみだ。

 外部の高品質/高解像度なディスプレーを利用できるというメリットがある一方で、クラムシェルモードにはデメリットもある。内蔵ディスプレーを閉じた状態で長時間使用すると、キーボードやパームレスト周辺での放熱が難しくなるのだ。密着する液晶パネルにもいい影響を与えるとは考えにくいうえ、内蔵ファンの回転数が上昇して騒音を引き起こす原因ともなりうる。特にこの季節、冷房や扇風機の風を当てるなどの熱対策は必須だ。

MacBook Pro 13インチをクラムシェルモードで使う

クラムシェルモードを使うには?

 クラムシェルモードを利用するためには、システム環境設定の「ディスプレイ」ペインで管理可能な外部ディスプレーが必要だ。Mini DisplayPortを使用するのであれば、純正品の「Apple Mini Displaypot DVIアダプタ」、「Apple Mini Displaypot VGAアダプタ」がオーソドックスなところだ。

 サードパーティー製品でも支障なく使える。たとえば、「第24回 映像&音声を1本で出力 Mac用HDMIアダプターを試す」で紹介したHDMI経由で出力するタイプや、「第2回 MacBook Proで「デュアルモニター」環境を構築!」で取り上げたようなUSB 2.0ポートに接続するタイプでも構わない。デュアルディスプレーに関する基礎知識を知りたい場合には、「第7回 MacBook Proでデュアルモニター「基本のキ」」を参照してほしい。

外部ディスプレーはシステム環境設定の「ディスプレイ」で管理できるタイプであればOK。Mini Displayだけでなく、USB 2.0経由で接続しても動作する

 また、システム設定も別途必要だ。クラムシェルモード時は液晶パネルを閉じているので、当然ながら外部キーボード/マウスを利用することになるが、これは現在のAppleの流儀ではBluetoothデバイスになるはず(USB接続も可能だが省略)なので、Bluetoothペインの[詳細設定...]ボタンをクリックし、「Bluetoothデバイスがスリープを解除することを許可」を有効にしておくこと。これで準備は完了だ。

Bluetoothキーボード/マウスによるスリープ解除を許可しておくこと

 クラムシェルモードへ入るには、外部ディスプレーの電源をオンにしてから液晶パネルを閉じればOK。Bluetoothキーボード/マウスを動かせばスリープが解除され、外部ディスプレーにスリープ解除のダイアログが現れるはずだ。なお、ACアダプタを接続した状態でなければクラムシェルモードに入れないので注意しよう(ちなみに途中でACアダプタを外すと、自動的にクラムシェルモードが解除される)。

 クラムシェルモードを解除するには、メニューバーから[Apple]→[スリープ]を選択し、スリープ状態にしてから外部ディスプレーのケーブルを外すこと。先に外部ディスプレーの接続を解除しなければ、液晶パネルのフタを開けても何も表示されないはずだ。

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