新世代AVパソコンのオススメ構成はコレだ!(AMD編)
今度は、AMDプラットフォームでのオススメ構成を紹介しよう。
CPU:AMD「Phenom II X4 955 Black Edition」 実売価格:2万円前後
AVCHDなどのハイビジョン動画の編集を快適に行なうには、クアッドコアCPUがほしいところだ。最上位の「Phenom II X4 965 Black Edition」を選んでもいいが、コストパフォーマンスを考えてひとつ下の「Phenom II X4 955 Black Edition」をチョイスした。
マザーボード:GIGABYTE「GA-MA785GT-UD3H」 実売価格:1万2000円前後
ビデオカードを装着して利用することになるので、マザーボードはグラフィックス機能を搭載していないものでいいのだが、DDR3をサポートしたSocket AM3対応マザーボードで、グラフィックス機能が非搭載の製品はAMD 790FX搭載製品などのハイエンドモデルが中心となるため、入手性がよく価格的にも手頃なAMD 785G搭載マザーボードを選ぶことにした。ここではGIGABYTEの「GA-MA785GT-UD3H」を選んだが、他社からもほぼ同等の製品が発売されているので、そちらを選んでもよい。
メモリー:Corsair「CMX8GX3M4A1333C9」 PC3-10666 2GB×4 実売価格:2万4000円前後
ハイビジョン動画の編集を快適に行なうためには、4GBを超えるメモリーを搭載した64bit環境が望ましい。価格と容量のバランスを考えると、2GB×4で合計8GBというのが現実的であろう。Intel編と同様に、Corsairの「CMX8GX3M4A1333C9」を選んだ。
ビデオカード:Galaxy「GF PGTS250/1GD3」 実売価格:1万6000円前後
ビデオカードは、Intel編と同じGeForce GTS 250搭載ビデオカードをチョイスした。AMD製GPUで統一しなかったのは、現時点では、GPGPUプラットフォームとして、AMDの「ATI Stream」よりもNVIDIAの「CUDA」をサポートした動画編集ソフトやエンコードソフトが多いことや、アイ・オー・データ機器のWindows 7専用テレビチューナーカード「GV-MC7/VS」がAMD製GPUに非対応であることから。そのため、NVIDIA製GPU搭載ビデオカードを選ぶことにした。
テレビチューナーカード:アイ・オー・データ機器「GV-MC7/VS」 実売価格:1万2000円前後
テレビチューナーカードは、Windows 7のMediaCenter機能に対応した現時点では数少ない製品である「GV-MC7/VS」を選んだ。地上/BS/110度CSデジタル放送の3波対応で、Windows 7の32bit版/64bit版の両方に対応しているので、今回のような用途には最適だ。なお、前述したように、GV-MC7/VSは、現時点ではAMD製GPU(Radeonシリーズ)には非対応なので注意したい。
その他必要なもの
HDDと光学ドライブ/OS/ケース/電源ユニットの選び方についても、基本的にIntel編と同じなのでそちらを参照してほしい。Intel編と同じHDDと光学ドライブ、OSを選んだ場合、ケースと電源ユニットを除いたパーツ価格の合計は14万9000円前後となる。
(次ページへ続く)
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