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買ったからには全部言いたい!「E-P1」の光と影 第4回

南の島でE-P1+7-14mm広角レンズを試す!

2009年08月27日 12時00分更新

文● 周防克弥

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E-P1で南の島を撮る!

17mm使用。水槽越しに撮影しているとAFの合焦スピードが気になった。周りに普通のコンデジで撮影してる人がたくさん居たがそれらのほうが早くAFがあっている気がした

17mm使用。水槽越しに撮影しているとAFの合焦スピードが気になった。周りに普通のコンデジで撮影してる人がたくさん居たが、それらのほうが早くAFが合っている気がした

17mm使用、持ち歩きながら気楽にスナップが撮れるのがPENと17mmの組み合わせの良い所。34mm相当の画角は見た目の範囲に近く、自然な感じでスナップできる。露出制御は若干暗部を重視する傾向があるのか、日差しの強いハイコントラストな状況ではあるが、オーバー気味に写ることが多い。

17mm使用。持ち歩きながら気楽にスナップが撮れるのがE-P1+17mmの組み合わせの良い所。34mm相当の画角は見た目の範囲に近く、自然な感じでスナップできる。露出制御は若干暗部を重視する傾向があるのか、日差しの強いハイコントラストな状況ではあるが、オーバー気味に写ることが多い

17mm使用。空の青い部分を強調したくて敢えて-1EVの露出補正をかけている。空がより青く、白い雲のディテールが良く出てる

17mm使用。空の青い部分を強調したくて敢えて-1EVの露出補正をかけている。空がより青く、白い雲のディテールが良く出てる

17mm使用、海の透明感がでるように-0.3EV補正。暗部が少しつぶれ気味になったか、階調補正をオートにして暗部が持ち上がるのを期待したが補正以上にコントラストが高かったようだ

17mm使用、海の透明感がでるように-0.3EV補正。暗部が少しつぶれ気味になったか、階調補正をオートにして暗部が持ち上がるのを期待したが補正以上にコントラストが高かったようだ

17mm使用。絞りを開放にセットして絞り優先オートで撮るのが最近のお気に入り。背景の自然なぼけ方が好きで、つい開放で撮ってしまう。僕は撮影モードは基本的にプログラムで撮るのがメインだが、背景を意図的にぼかしたい時には絞り優先オートにしている。絞り優先オートでピントの合う範囲を調整して露出補正を使って明るさの調整をして撮ることが多い

17mm使用。午後になっても日差しの強さは変わらない。雲に隠れないかなと思いつつ撮ったがフレアが出てしまった

17mm使用。午後になっても日差しの強さは変わらない。雲に隠れないかなと思いつつ撮ったがフレアが出てしまった

17mm使用。夕暮れな感じで写ったが実際の明るさはほとんど夜。ISO 1600でシャッタースピードは1/15秒とかなり遅いが手ぶれ補正機構のおかげか、手ぶれはしないで撮れてる。この状況では巧い具合にオートホワイトバランスが効いてる

17mm使用。夕暮れな感じで写ったが実際の明るさはほとんど夜。ISO 1600でシャッタースピードは1/15秒とかなり遅いが手ぶれ補正機構のおかげか、手ぶれはしないで撮れてる。この状況では巧い具合にオートホワイトバランスが効いてる

17mm使用。3枚とも室内でオートホワイトバランスで撮影してるのだが、色の調整が微妙に異なる。1枚目(左)はまだ少し早い時間で、外光が映りこんでいるせいか、見事にカラーバランスが取れている。2枚目(中央)は室内の照明だけだが若干蛍光灯かぶりがおきている。だが、それほど不自然ではない。3枚目(右)は夜も遅くなり、酔って若干気が確かではない状況なのではあるが、-0.3EV補正したまま撮ってしまった。店も違うので照明の種類も違うのだが、暗くてオートホワイトバランスの調節範囲を超えたのか赤かぶりしている。白熱灯の雰囲気を重視した結果かもしれないが、もう少し色かぶりが取れるといい

17mm使用。南の島ではライブ演奏が大流行。夕飯を食べにいった2軒でいずれもライブがあった。左のほうは路上ライブの延長で店に駆け込みっぽい感じの演奏、右はちゃんとしたライブステージでの演奏。2組とも現地の音楽っぽい雰囲気で楽しめた。左はISO 3200まで上がってしまったが手ぶれしないで撮れてる。照明のない店内での撮影でも高感度+手ぶれ補正は心強い

17mm使用。蛍光灯メインのミックス光でならオートホワイトバランスは比較的安定している。人ごみの中で一眼レフを構えてると大げさになってしまいがちだが、あまり周りを気兼ねしないで撮れるのもコンデジ風な外観のおかげ

 7-14mmは35mm換算で14-28mm相当の焦点距離になる。14mmというと、もう魚眼レンズ直前な感じ。僕は仕事でキヤノンのカメラを使っていて、たまに短焦点の14mmを使うのだが肉眼以上の範囲が写り、よほどの狭い場所などで必要に迫られない限り使うことは少ない。

 カメラに装着した感じはかなりフロントヘビーにはなるのだが、それほどバランスが悪いわけではない。レンズそのものが結構コンパクトにできているのでつけっぱなしで使っても良いと思える。

 ただし、一番前のレンズが大きく湾曲していて固定式の花形フードともあいまって取り扱いにはかなりの注意が必要だ。最短撮影距離が25cmといまいち近寄りきれないのがネックではある。

 オリンパスからはまだ広角系のレンズが出ていないこともあり、マイクロフォーサーズのマウントで14mm(28mm相当)よりも広い画角が欲しいなら、今はこの7-14mmしか選択肢がない。

(次ページに続く)

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