このページの本文へ

最強のキーワード調査ツール「Google Insights」

2009年06月09日 08時00分更新

文●小泉貴幸/通販旬報社

  • この記事をはてなブックマークに追加
本文印刷

グーグルを筆頭とするさまざまな企業が、無料で使えるWebマーケティングツールを提供している。SEO/SEM、LPO、アクセス解析ツールなど、ネットショップやプロモーションサイトを運営しているなら、使わない手はない。“使えるツール”だけを全部で30本、月曜~金曜日までの毎日1本ずつ紹介する。 ⇒ラインナップ一覧

本日紹介するサービス:『Google Insights for Search』

  • カテゴリー: SEO/SEM
  • 提供企業: グーグル
  • URL: http://www.google.com/insights/search/
  • ポイント: 検索ボリュームの調査や検索キーワードの比較が手軽にできる

 Webサイトへの集客のために狙いをつけた検索キーワードが、どれぐらい使われているか分析したい。そんなときには、グーグルが提供する「Google Insights for Search」がおすすめだ。Google Insightsを使えば、特定のキーワードの検索ボリュームの推移や、別のキーワードとの比較、さらには地域別の動向の違いまで一目で分かる。

Google Insights

「Google Insights」でキーワードを比較。検索ボリュームの推移や地域別の違いなどが一目で分かる

 検索トレンドを知るツールとしては「Google Trends」があるが、Google Insightsはより詳細に分析できる。一般消費者向けのツールであるGoogle Trendsを、マーケティング担当者やWeb担当者といったプロ向けにしたものがGoogle Insightsだといえる。

 Google Insightsは、複数の検索キーワードを入力すると、検索ボリュームの推移を同一のグラフ上に重ねて表示する。たとえば、「お中元」「ギフト」の両キーワードの相関関係を調べ、より検索ボリュームの多い方を狙ってサイトを作り込む、といった使い方ができる。さらに、検索フィルタを併用することで、「(イメージ/ニュースなどの)検索タイプ」「地域」「期間」などのより細かな条件で結果を絞り込める。

 ほかにも、検索ボリュームの違いを日本地図上で色分けして表示してくれる機能もある。たとえば、「マック」と「マクド」など(どちらも「マクドナルド」の意)地域によって使われ方に差があるキーワードを調べたり、特定の地域でヒットしている商品を把握するのに役立つ。また、「関連する検索語」「現在盛り上がりをみせている検索語」を見れば、今後のキーワード戦略を立てる上で参考になるだろう。

 検索キーワードを調べるツールは多いが、年間ボリューム推移や複数キーワードの関係を正確に調べたい場合には、やはり検索エンジンを提供しているグーグルならではの膨大なデータを活用するのが一番だ。キャンペーンの企画や新サイトの立ち上げなど、新しいアクションを起こすときにはまずGoogle Insightsで調べてみよう。キーワードのトレンドを的確につかめば、集客数を大幅に伸ばせるのは間違いない。

■関連サイト

この連載の記事

一覧へ

この記事の編集者は以下の記事をオススメしています