ここがスゴいぞっ！ iLife ’09 第5回

紙だからイイんです！　デジカメ写真をアルバム化

DIYでアルバム作り！

　「オンラインオーダーが楽なのは分かったけど、こんなご時世だし……」

　分かる、分かります。今は未曾有の不況下ですからね。そんなアナタには、作ったブックをオンラインオーダーせず、自分で製本してしまう方法をお勧めしよう。

　実はiPhotoで作ったブックやカレンダー、グリーティングカード（下記コラム参照）などはユーザーがプリントアウトできるので、手持ちの家庭用プリンターで印刷してしまえばいい。

　特に最近のプリンターは、こと写真プリントに関しては業務用途の機種と遜色がないレベルにまで達している。あとは市販の両面光沢用紙（サンワサプライなどが販売している）と、プリントしたものを綴じるバインダーなどを用意すれば、オンラインオーダーに比べて待たずに色にもこだわったブックを作れるのだ。

作成したブックを家庭用プリンターでプリントするには、ブック編集モードで「ファイル」メニューから「プリント」を選択する

プリントダイアログボックスが表示されるので、用紙サイズや印刷品質などを設定してプリントアウトしよう。用紙サイズはブックの場合、「レター」が推奨になっているが、実際にプリントする用紙サイズを指定してかまわない。その場合、「用紙サイズに合わせる」にチェックを入れておけばOKだ

カレンダーやグリーティングカードも作れる!

　iPhotoではブックの他、写真を使って「カレンダー」や「グリーティングカード」を作れる。

　カレンダーは月めくりタイプのもので、各月に好みの写真を配置できる。そのうえ、カレンダーソフトの「iCal」でスケジュールを管理している人なら、各予定を掲載することも可能だ。

　グリーティングカードは挨拶状、招待状などの本文とそれに添える写真カードのセットだ。日本人にはあまりなじみがないが、欧米諸国では、フツーにやりとりされているものなのだろう。日本人離れしたセンスを見せつけたい場合に利用しよう。

　カレンダー、グリーティングカードともに、基本的な作り方はブックと変わらない。オンラインオーダーでプリントできる点も同様だ。

「カレンダー」ボタンをクリックすると、縦リング綴じタイプのおなじみのカレンダーを作成できる。上部に写真を配置して、必要に応じてカレンダーにiCalのスケジュールを掲載できる

グリーティングカードは基本的に、あいさつ文のカードと写真カードのセットとなる。「誕生日」「引越し」など、テーマに応じたデザインのテンプレートを選択してから、写真を配置しよう

■関連サイト

• iLife '09
• iLife '09（Apple Store）