スタッフに直撃！ 香港のオタクとは？
信和中心内で営業している「三一同盟」のショップスタッフと、香港で通訳として活躍してくれたスタッフが友人ということで、せっかくなので香港のオタク事情と香港で人気のアニメ作品や声優について話を聞いてみた。
アニメやゲームなどのグッズのほかにも「三一同盟」では、同人誌や声優やアニメの音楽CDなども一部取り扱いをしている
ご覧のように店内は日本で見たことあるアニメグッズでいっぱいだ
――「三一同盟」のお店について教えてください。
ショップスタッフ（以下S）：このお店は、日本のアニメやゲームのグッズを中心に、一部CDなども取り扱っているショップです。
――取り扱っている商品の仕入れ方法を教えてもらえますか？
S：商品は、アニメイトやとらのあななどのショップで購入したものです。買い付けは1週間から2週間に1度の割合で日本に在住のスタッフが買い付けを行ない、航空便で送っています。
――空輸をするとやはり費用がかかってしまいますね。
S:そうですね。どうしても運賃などを上乗せしないといけなくなってしまいます。香港人の年収は日本の2/3から半分くらいなので、オタクを続けるのは大変だと思います。
――香港でいま人気の作品はなんですか？
S:男性に人気の作品は、「とらドラ」、「とある魔術の禁書目録」、「クィーンズ・ブレイド」、「狼と香辛料」、「CLANNAD」、「涼宮ハルヒの憂鬱」などです。
女性に人気があるのは「機動戦士ガンダム00」、「家庭教師ヒットマン REBORN！」、「黒執事」、「NARUTO」、「鋼の錬金術師」などです。
――日本とほとんど変らないようですね。
S:日本のアニメや漫画が好きなオタクはインターネットなどを通じて情報を手に入れているので、日本で流行っている作品とほとんど変らないと思います。
――声優の人気はどうでしょうか？
S:女性声優は、水樹奈々さんがダントツの人気です。歌もうまいですからね。後は平野綾さんも人気があります。田村ゆかりさんは日本の人気に比べると、少し低いかもしれません。最近人気が上がってきているのはツンデレで有名な釘宮理恵さんです。男性声優は、宮野真守さんが人気ですね。
――日本では「けいおん！」が流行りつつありますが、香港ではいかがですか？
S:名前は聞いていますが、まだ大きな波はきていません。けど日本で人気が上がれば確実に人気になるでしょう。あと、最近人気を集めつつあるジャンルに同人作品の“東方”があります。
――ありがとうございました。
雑誌の特典などを個別の商品として販売することで、販売価格をできるだけ安く設定できるように努力しているという
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