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痛車でラリー! メロンブックスランサーの挑戦! 第1回

メロンブックスのラリーカーがついにお披露目!【動画あり】

2009年03月27日 20時00分更新

文● 河村椎祐

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メロンちゃんの新しい戦いが始まる!

 3月21日、土曜日。岡山国際サーキットにおいて、初音ミクZ4が2009年SUPER GT開幕戦の予選アタックに挑戦していた、ちょうどその頃……。

昨年度、痛車で全日本ラリー選手権のクラスチャンピオンを勝ち取ったメロンブックスシティと、ドライバーの廣瀬選手、コ・ドライバーの中村選手

 奈良県は名阪スポーツランドにおいて、痛車を中心とした小さなジムカーナ走行会が開催されていた。その会場に並んでいた痛車の中でも、ひときわ目を引く鮮やかなグリーンのクルマこそ、昨年の全日本ラリー選手権でJN-1シリーズチャンピオンに輝いた「メロンブックス・ラリーチャレンジ」の2009年参戦マシン。初音ミクZ4と並んで、日本最高峰モータースポーツに挑戦するもう一台の「最強の痛車」が、待ちに待ったニューカラーリング発表の日を迎えたのだ。

 今回は、ついにヴェールを脱いだメロンブックス・ランサーのカラーリングを、その施工からお披露目までの数日間の様子もからめつつ、追ってみた。

今年の参戦体制は?

 昨年はブルーのGA2シティを駆って全日本ラリー選手権に挑戦し、見事JN-1クラスにおいてシリーズチャンピオンという結果を収めたメロンブックス・ラリーチャレンジ。今季2009年は、昨年ドライバーを務めた廣瀬康宏選手が、2010年以降のさらなるステップアップを念頭に入れた1年間の休止を選択。新たに弱冠27歳の浜 孝佳選手をドライバーに迎え、全日本ラリー選手権、および全日本ダートトライアル選手権の2つのカテゴリーに挑戦することとなった。

 使用するマシンは、三菱「ランサーエボリューション7」。実はこのマシン、もともとは別のキャラクターをカラーリングして、「アドバンらき☆すたランサー」というエントリー名で、全日本ダートトライアル選手権に出場していたマシンなのだ。日本で初めて全日本イベントに出場した痛車として知られているが、2009年はメロンブックス・チームからの出場が決まったのを機に、カラーリングをメロンブックスカラーへと一新することになったのである。

 走行会まであと2週間。浜選手自身の手で、まずはランサーの補修作業が行なわれた。これまでダートトライアルに長く参戦してきたランサーのボディ表面は、下回りを中心に跳ね石でボロボロの状態。ここをなるべく平滑にしてカッティングシートの貼り付きを良くするために、上からボディカラーを塗装することになったわけだ。

まずは、すべてのシートを剥がしてホワイトボディに。長年風雨に耐えてきたシートはカチカチで、ドリルに装着した専用のゴム盤でバリバリ剥がしていく

サイドステップを外して、こちらも塗装の準備。跳ね石が当たって下地の樹脂がむき出しになっている

塗装が終わって真っ白に生まれ変わったサイドステップ

マシンの横を新聞紙でマスキングして、リヤドアの下部を中心にボディカラーで塗装していく

(次のページへ続く)

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