このページの本文へ

5年ぶりに登場のプロ向けペンタブレット Intuos4

2009年03月26日 10時00分更新

文● 水玉螢之丞(文とイラスト)、小西利明/トレンド編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

徹底した使いやすさの追求による新デザイン

Intuos4 Mediumを真上から

Mサイズに当たる「Intuos4 Medium」を真上から。上下対称、左右どちら向きに置いても使い勝手を損なわないデザイン

Intuos3 PTZ-630

こちらは従来機種のMサイズモデル「Intuos3 PTZ-630」。全体のデザインやキー配置の違いがよく分かる

 Intuos4では外観やボタン類(ファンクションキー)の配置も一新された。ユーザー調査で寄せられた声には、ファンクションキー配置の使いにくさや、キーの誤操作があったという。後継製品となるIntuos4では、これらの解決が図られた。

ファンクションキーは中央にタッチホイールを挟んで上下に4つずつ

ファンクションキーは中央にタッチホイールを挟んで上下に4つずつ。横には有機ELディスプレーで、キーの割り付け内容を表示する

 まず目に付くのは、ファンクションキーの配置だ。Intuos3ではセンサー読み取り面が中央に置かれ、左右に4個ずつのファンクションキーが配置されていた。一方Intuos4は、ファンクションキーは片側にまとめて配置され、中央にはタッチホイールが付いた。

 全体は上下対称の形で、ファンクションキーを左右どちらに置いても使えるデザインとなっている(基本は利き手の反対側にキーが来るように設置)。パソコンとの接続に使うUSBケーブルの差し込み口も2つ用意され、設置時に少しでもケーブルが邪魔にならないよう配慮している。

本体を裏から。USBケーブルの接続口は2つ用意され、ケーブルが邪魔にならないよう、どちらか切り替えて使える。細かい使い勝手の配慮がうかがえる

 ファンクションキーの誤操作を防ぐ機能としては、キーの横に小さな有機ELディスプレー「ファンクションディスプレイ」が装備された。キーに定義された内容を文字やアイコンで表示できるので、キーの定義内容を忘れて誤操作するようなミスを減らせる。キーのサイズはすべて同じだが、キートップはそれぞれ異なった傾き角が付けられていて、慣れると指先だけでどのキーに触れているかが分かる。

ファンクションキーの表面

ファンクションキーの表面は、それぞれ異なる傾斜が付けられている

 タッチセンサーによるホイールには、スクロールや拡大縮小といった機能を割り当てて使うのに便利だ。ホイール中央の丸いボタンで、ホイールに割り当てた機能(4種類まで)を切り替えられるので、ペンを持ったまま作業を中断することなく、機能を切り替えて作業を効率化できる。

 ペンの各ボタンやファンクションキー、ホイールへの機能割り当ては、付属の設定ツールで自由に設定できる。アプリケーションごとに設定を切り替えることも当然可能だ。

Windowsでの設定

Windowsでの設定画面。ファンクションキーの操作割り当て

タッチホイールの操作割り当て

タッチホイールの操作割り当て。割り当てた機能は中央のボタンで切り替え、ホイール脇のLEDで区別する

ペンに関する設定

ペンに関する設定画面

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン