やっぱりYouTubeは見られない
Nokia Web Browserを使うメリットの一つに、パソコンとほぼ同じ画面構成で、ウェブページを見られるということが挙げられる。1ページのうち画面に表示できない分は、本体中央のジョイスティックを動かし、画面をスクロールして閲覧する。
あれこれネットサーフィンしてみた限りでは、ブログやニュースサイト、ポータルなどは問題なく表示できるようだ。ただ、“YouTube”は Flash Playerが起動せずに動画が見られなかった。また、“Googleマップ”は画面がスクロールせず、利用はほぼ不可能だ。
オンラインバンク“みずほダイレクト”もパソコン用の画面で閲覧できた。画面を閉じる際には、キャッシュをクリアしてくれる。 |
YouTubeはFlash Playerがウェブブラウザー上で起動せずに、閲覧できなかった。また“GyaO”も表示されない。 |
Googleマップは縦にスクロールできず、地図の表示領域が異常に狭くなってしまう。 |
文字サイズの設定が悩ましいところ
ブラウズ時には、オプション画面から文字のサイズを5段階で拡大/縮小できる。なるべく多くの情報を1画面に収めて、スクロールの頻度を減らすためには、最小サイズに設定したほうがいいのだが、やや文字が読みにくいことがある。その都度、変えていくしかないだろう。
ブラウズ時にはオプション画面の“ズーム”から、文字サイズと画像の拡大/縮小を指示できる。 |
左が標準、右が最大の文字サイズでASCII24のウェブページを表示したところ。 |
今度は左が標準、右が最小の文字サイズ。 |
あまり小さくすると文字がつぶれて読みにくいこともある。システム標準のフォントをカスタマイズすれば、なんとかなるかもしれないが……。 |
ちなみにブラウズ中に“8”キーを押すと、画面全体を見渡せるオーバービューモードに切り替わる。 |
Nokia Web Browserで面白いのが、自動ブックマークとは別に、短期履歴を用意しているということ。ブラウズ中に“戻る”を指示するとソフトを起動してからたどってきた画面が横並びで現れて、ジョイスティックの左右を使って過去のウィンドウにさかのぼれる、この履歴は自動ブックマークとは異なり、ソフトを終了すると消去される。
短期履歴の画面。ジョイスティックの左右を押すことで、各ウィンドウが回転トビラのように回る。 |
ちなみにいくつもウェブサイトを開いていたところ、ウェブブラウザーが突然終了すると現象が何度か起こった。また、バッテリーの持ち時間だが、ほとんど通話せず、1日1時間くらい無線LANを試みた状態では2日半ほど動作した。