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【詳報】ソニー、携帯型音楽プレーヤー“ウォークマンA”シリーズ2機種を発表――“オープン”への戦略転換でMP3やWMAにも対応

2005年09月08日 23時32分更新

文● 編集部 伊藤咲子

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4種類のシャッフル機能を搭載――NW-A608/A607/A605

NW-A608/A607/A605は4種類の新シャッフル機能を搭載し、個性を出している。シャッフル機能のメニューは、HDD内蔵タイプと同じよく聴くシャッフル/タイムマシンシャッフル、本体によってランダムに選ばれたアーティストとそれに近いジャンルのアーティストの曲を集めてシャッフルする“アーティストリンクシャッフル”、スポーツジムでのトレーニング時の利用などを想定し設定した時間の長さでシャッフル再生をする“スポーツシャッフル”。自動読み仮名変換機能を搭載し、邦楽検索時の操作性を向上させている。新機能と連携したパソコン用ソフトCONNECT Playerを同梱する。対応フォーマットはHDD内蔵タイプと同じで、やはり12月にはファームウェアのアップデートによってWMA形式にも対応する予定。そのほか、3モデルともFMチューナーを内蔵する。

A600シリーズを持つコンパニオン 設定した時間の長さでシャッフル再生をするスポーツシャッフル機能
A600シリーズを持つコンパニオン設定した時間の長さでシャッフル再生をするスポーツシャッフル機能。写真は20分で設定している

本体のサイズは3モデル共通で幅84.9×奥行き16.1×高さ29.1mm、重さは48g。ディスプレーは3行表示が可能な有機EL(120×36ドット)。パソコンとの接続にはHi-Speed USB(USB 2.0互換)対応の、USBケーブル(付属)を用いる。電源は内蔵型リチウムイオン充電池で、USBからの充電時間は約2時間。バッテリー持続時間は最大約50時間。急いでいる時など、約3分間の充電で約3時間の連続再生が可能だ。

関連製品として、今回の3モデルと従来製品のE500/E400シリーズに対応したカラビナ付きの本皮キャリングケース『CKM-NWA600』(オープンプライス/編集部予想実売価格3000円前後)を本体と同時に発売する。

なおソニースタイルは限定カラーとして、エメラルドブルー/ゴールドのNW-A608、ゴールドのNW-A607を、一般店頭モデルとともに発売する。予約販売を希望するユーザーのための事前登録が、本日始まっている。

Moraでもアーティストリンク!

(株)レーベルゲートの音楽ダウンロードサイト“Mora(モーラ)”では、ウォークマンAシリーズの発売に合わせて、利用者が指定したアーティストに近いジャンルのアーティストを選出して推薦する“アーティストリンクサーチ”という、HDD内蔵タイプのアーティストリンク機能と同じコンセプトの新検索機能を提供する予定。なお、録音/楽曲管理/転送ソフトとしては引き続きSonicStageを無料で配布する。

新機能を追加したMoraのイメージ。画面デザインもCONNECT Playerと合わせている
新機能を追加したMoraのイメージ。画面デザインもCONNECT Playerと合わせている。なお開発中のため、画面はサービス開始時のものと異なることがある

また、Mora専用のプリペイドカード(1000円/2500円/5000円)を、11月1日より家電量販店などで販売する。これは、Moraが今年秋に(株)エヌ・ティ・ティ・カードソリューションのプリペイド式電子マネー“NET CASH”での決済サービスに対応することに合わせたもので、カードの発行元はNTTカードソリューション。

Mora専用プリペイドカードのイメージ
Mora専用プリペイドカードのイメージ

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