“東京おもちゃショー 2003” |
東京・浅草の東京都立産業貿易センター 台東館において、6月10日~12日の日程で、“東京おもちゃショー 2003”が開催されている。主催は(社)日本玩具協会。入場は無料。5月のニュースでも伝えているように、今年から業者向けのトレードショーとして“東京おもちゃショー”を先行して開催し、夏休み時期に一般消費者向けの参加型イベントとして“おもちゃみらい博 JAPAN TOY SHOW”を横浜で開催することになった。そのため、会場のあちこちには商談スペースが設けられ、展示スペース自体はさほど広くないものの、おもちゃみらい博に出展される今年夏/秋シーズンの主力商品をいち早く見られる機会とあって、おもちゃ業界関係者やプレスに混じって、一般来場者の姿もちらほら見られた。
角だけが接するようにコマを配置していく(株)ビバリーの『ブロックス』。3300円で発売中 | 「ぜひ遊んでってください」の言葉に甘えて、1回対戦してみたが、意地悪なほうが勝ちやすいゲームらしく、初プレイで広報のお姉さんを負かしてしまいました |
ヤマハ(株)のブースで発見!! 誰にでも弾ける『EZ-EG』(ギター)の次期製品として、現在トランペットを開発中とのこと。横浜の“おもちゃみらい博”では、より詳しい製品コンセプトが公開されるとのこと |
天田印刷加工(株)のブースでは、ペーパークラフトの“ガンダム”“ザク”“シャア専用ザク”をラインアップ。ガンダムはすでに3980円で発売中、ザクとシャアザクは8月30日発売予定 |
出展内容は、知育玩具から手や頭を使う体感パズルゲーム、キャラクターグッズ、フィギュアやモデルガン、ラジコンなど、ジャンルは幅広いものの、いわゆるコンピューターゲームの類はほとんど見かけない(復刻版の潜水艦ゲームなどが展示されていた程度)。
ASCII24的に興味深かったのは、コナミ(株)の“デジQシリーズ”。これはラジオコントロール(電波操作)ではなく、赤外線でコントロールする無線操縦のおもちゃ(同社では“Micro iR”と呼ぶ)。デフォルメされた戦車を動かして、互いに打ち合い(弾は出ず、赤外線で着弾を判定する)、雌雄を決する『COMBAT DigiQ(コンバットデジキュー)』、レール上を新幹線や特急/ローカル電車が快走する『DigiQ TRAIN(デジキュートレイン)』、リアルに再現されたF1カーを操る『DigiQ Formula(デジキューフォーミュラ)』の3シリーズが発売中。コンバットデジキューとデジキューフォーミュラでは、ゲーム展開に応じて効果音を発する『iRサウンドシステム』がオプションとして発売予定(時期、価格未定)。また、デジキューフォーミュラのデモでは、赤外線リモコン機能を搭載する携帯電話((株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの『N504i』と、ジェイフォン(株)の『J-N51』)をコントローラーにして操縦していた。
1階受け付けに掲示されていたSARS対策の注意書き |
なお、会場は4階が受け付け(展示は4~7階)になっているが、海外からの来場者や10日以内に指定地域から帰国した人は1Fの別受け付けで対応し、手洗いにはエタノールが設置されるなど、入念な重症急性呼吸器症候群(SARS)対策が施されていた。