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“おもちゃみらい博/2003JAPAN TOY SHOW”フォトレポート――ネコ型ロボットに1/1電動トミカも登場

2003年07月31日 22時36分更新

文● 編集部 佐久間康仁

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夏休みが始まり、毎日が日曜日になった子供たち(とお母さんたち)を多数迎えて、本日から8月3日まで、パシフィコ横浜で開催している“おもちゃみらい博/2003JAPAN TOY SHOW”。開幕レポートでもお伝えしたように、体感イベントが目白押しで、子供たちの歓声があふれる会場の様子をフォトレポートでお伝えしよう。

1/1スケール? のトミカ――トミー

『CONVOY88』
トミーの実際に走れる電気自動車版1/1トミカ『CONVOY88』。35台の限定生産で、価格は103万円也

“500系新幹線”や“蒸気機関車 C-62”などの巨大のりものがブース入り口に構えている(株)トミー。そこに“限定35台”のプレートを掲げた電気自動車(オトナが乗れる1/1スケール)が並んでいる。価格は103万円(台数限定生産)で、車検を通せば実際に公道も走れるホンモノの自動車だ。製造・販売は(株)光岡自動車が行なうが、カラーリングやホイールカバーなどはトミーがトミカ(小型自動車模型)に合わせてデザインした。数字の“121”にも実は意味があり、トミーでは毎年120台のトミカを販売している伝統があって、この『CONVOY88』は121番目のトミカであるとトミーが公認しているわけだ。子供ゴコロを失っていないオトナのトミカといったところか。



巨大プラレール日本列島を模した巨大プラレール。トミーのお姉さんと比べると、模型のデカさがわかる!?

トミーブース内でも特に目立ったのが、日本列島を模した巨大プラレール。各都市のランドマーク(東京タワーや横浜・ランドマークタワーなどもある)を並べ、その間を縫うように走るプラレールたち。個人ではちょっと真似できないが、通りがかった子供たちは大喜びだった。

21世紀のリアル・ネコ型ロボットを2004年3月に発売――セガトイズ

『NECOT(仮称)』 『夢ねこ』
2004年発売予定のネコ型ペットロボット『NECOT(ネコット・仮称)』こちらはすでに発売中の『夢ねこ』

TVに接続する学習用コンピューター“Picoシリーズ”で、ITと知育玩具の融合を進める(株)セガトイズは、展示会初日にネコ型ペットロボットの新製品『NECOT(ネコット・仮称)』を2004年3月に発売することを発表した。価格は2万9800円。セガトイズでは、昨年9月から猫ロボット『夢ねこ(ゆめねこ)』『夢こねこ(ゆめこねこ)』を6980円/2980円で販売している。NECOTは、オムロン(株)が2年前に発売したペット型ロボット『ネコロ』(当時の価格は18万5000円)をベースに、技術ライセンス供与を受けて開発したもので、頭や背中、目に触覚/視覚/聴覚センサーを備え、人の動きや自身のバッテリー残量などに応じて猫らしい行動をとるという(例えば、バッテリー残量が減ると、あくびのしぐさをして寝てしまう)。学習機能を持ち、飼い方や育て方次第でわがままにも甘えん坊にもなるほか、手触りや動き(14の駆動部を持つ)もリアルに再現したとのことで、伸びをする/目を閉じるなどの細かいしぐさが可愛らしい。猫の種類は、アメリカンショートヘア/ブリティッシュショートヘア/メインクーンなどが用意される。なお、セガトイズでは、このNEKOTの名前を募集している(締め切りは11月30日午後6時まで)。詳しくは同社のウェブサイトを参照いただきたい。

北海道先行発売のソフトクリームメーカー 本州上陸は11月!!――タカラ

『モアネージュ』
北海道で6月から先行発売され、11月には全国発売を予定しているソフトクリーム製造機『モアネージュ』。ちなみに、北海道で発売した時のイメージキャラクターは、モーグルの金メダリスト上村愛子さんが務めている

ミシンのようにも、カキ氷メーカーのようにも見える機械だが、北海道で今年6月に先行発売して「予想以上の反響があった」(出展者談)というのが、(株)タカラのソフトクリーム製造機『モアネージュ』。製造機自体の構造は意外に単純で、下の吸い込み口に凍らせたソフトクリームパック(あらかじめ空気を大量に含ませたアイスクリームで1食分ずつ包装され、5個パック入り500円)を差し込んで、ヒーターで少し溶かした後(袋を前後に動かすためのハンドルが側面にある)、上部の引き出しに袋をセットしてローラーで搾り出すだけ。搾り出す際、市販のソフトクリームのようなきれいな渦巻きを作るには、ちょっとコツがいるそうだが、不恰好でも味は同じ(バニラ/抹茶/ストロベリー/チョコレートの4つ)。むしろ失敗気味のほうが、手作り感があって楽しいらしい。出展者によると、家庭用で販売したが、カラオケ店などからの引き合いが強く(通常のアイスの3~4倍出ることもある)、ソフトクリームパックの業務用を出してほしいというリクエストもあったそうだ。価格はオープンプライスで、店頭では7000~8000円程度で販売されており、全国発売は11月を予定している。

『CHORO MODE』
携帯電話の“トーン信号”で操作する小型ラジコン『CHORO MODE』。操作している携帯電話の画面には、無意味な番号の羅列がどんどん表示されていく

もうひとつ、タカラブースで気になったのが、携帯電話の“トーン信号”で操作する小型ラジコン『CHORO MODE(チョロモード)』。1~9が8方向と停止(5)、0でダッシュ(加速)する。“*”や“#”を使って操作を事前に登録したり、“まる”“はち”“なみ”などのキーワードを入力するとその図形を描くように動く“メールモード”も用意されている。携帯電話の標準機能のみを使うため、プログラムのダウンロードや通話/通信費用がかからずに遊べる。すでに発売中で、価格は3980円。

来場者参加型イベントも多数――夏の思い出作りに、絵日記の1ページに!

プラモデルの組み立てキャラバン 『遊戯王』の対戦場
コナミブースのプラモデルの組み立てキャラバンコナミのトレーディングカードゲーム『遊戯王』の対戦場

今回は、初日から4日間すべてが一般消費者向けイベントとなっているため、各メーカーとも単なる新製品の陳列にとどまらず、実際に触れる/参加できる企画を多数用意している。バンダイはプラモデルの組み立てキャラバン(講師がペイントやスプレーのコツをデモンストレーションする時間もあり)を実施、コナミは人気のトレーディングカードゲーム『遊戯王』の対戦場を設けて、会場で出会った見知らぬライバル同士が真剣勝負を繰り広げていた。

『CHORO MODE』
ラジコンと模型を発売する京商(株)のブースでは、夏らしくプールを設置してボートのラジコン、と思いきや競艇のラジコンだった。1/20スケールで、子供に混ざってお父さん(?)も懸命に操作していた

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