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PCG-FX77S/BP

PCG-FX77S/BP

2002年02月07日 01時34分更新

文● 別冊ASCII編集部・中西祥智

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PCG-FX77S/BP

ソニー

オープンプライス

これってホントにバイオ? ソニーでもっとも売れているオールインワンノートPC「バイオノートFX」。だが,FXはメモリースティックスロットも,ジョグダイヤルも装備していない。前モデルPCG-FX77S/BPのレビューを通して,現行のPCG-FX77V/BPを検証する。

本稿にて紹介している製品は、2002年1月末時点で次期製品が発表または発売されております。本文中では次期製品にも触れておりますので、次期製品を「読み解く」際にお役立てください。(別冊ASCII編集部/ASCII24 Review)

もっともバイオらしくない
バイオノート

 「バイオノートFX」シリーズは2001年1月に発表されて以来,調査会社や量販店の販売ランキングで,ほぼ常に首位にある(1月24日時点のBCNの週間ランキングでは2位になっている)。

本体左右側面。
 人気機種のFXだが,バイオシリーズの中では,もっともバイオらしくないノートPCだ。何をもってバイオらしいとするのかは難しいが,たとえばジョグダイヤルやメモリースティックスロットといった,ソニー製の情報機器のほとんどが装備している機能を,FXは装備していない。「バイオ」というブランド名の付くPCには,デスクトップ・ノートにかかわらず,ビデオ録画機能やCCDカメラなど,映像・音楽関連の特別な装備のあるものが多い(そもそも「VAIO」はVideo Audio Integrated Operationを略したもの)。そのバイオの中で,FXはきわめてオーソドックスな構成となっている。



本体前面および背面。
 FXは2002年1月26日に春モデルが発売された。2001年冬モデルは,PCG-FX77S/BP,FX55S/BP,FX33S/BP,FX11S/BPの4モデルで構成していたが,春モデルではPCG-FX77V/BP,FX55V/BP,FX11Vの3モデルとなった。搭載するCPUは,2001年冬モデルが最上位モデルから順にMobile PentiumIII-1GHz,850MHz,Mobile Celeron-900MHz,Mobile Duron-800MHzであったのが,春モデルでは最上位モデルがMobile PentiumIII-1GHz,下位2モデルがMobile Celeron-900MHzとなり,AMD製のCPUがラインアップから消えた。もっとも,ソニーではユーザーの要望によっては,今後AMD製のCPU搭載モデルをラインアップに復活するとしている。

 最上位モデルのPCG-FX77V/BPは,2001年冬モデルのPCG-FX77S/BPと比べると,搭載するハードディスクの容量が30GBから40GBに,フォーマットがFAT32からNTFSになった以外には大きな変更はない。ただし,後述するがファイルシステムがNTFSになったことにより,パフォーマンスには若干の差が出ている。

 本レビューでは,2001年冬モデルのPCG-FX77S/BPをベンチマークに基づいて検証し,ほぼ同スペックの春モデルPCG-FX77V/BPの詳細を解説する。



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