VAIOノートの夏モデルには、2種類のA4サイズノートがラインナップする。1つはブラックとシルバーの2トーンカラーをまとう“パイプ椅子VAIO”のPCG-QRシリーズ。そしてもう1つが、これまでのフラッグシップモデル「PCG-XR」シリーズの後を受けてVAIOノートのフラッグシップモデルとなったオールインワンノートのPCG-FXシリーズだ。
シンプルなゆったりサイズのボディに
充実したハード&ソフトウェアを装備
2001年夏モデルのPCG-FXシリーズは、4モデルがラインナップする。
- 1400×1050ドット表示が可能な15インチTFT液晶を装備するMobile PentiumIII-850MHz採用の「PCG-FX77G/BP」
- 1024×768ドット表示の15インチTFT液晶を装備するMobile PentiumIII-750MHzの「PCG-FX55G/BP」
- 1024×768ドット表示の14.1インチTFT液晶を装備するMobile Celeron-700MHzの「PCG-FX33G/BP」
- 1024×768ドット表示の14.1インチTFT液晶を装備するMobile Duron-700MHzの「PCG-FX11G/BP」
――というバリエーションを揃え、幅広いユーザーのニーズに対応している。今回はその中から、春モデルで人気の高かった「PCG-FX55/BP」の後継となるミッドレンジのPCG-FX55G/BPを紹介しよう。
キーピッチ19mm、ストローク3mmのキーボードは、適度に重いタッチと比較的はっきりしたクリック感を持つ。上部にはボタン1つで電源オフの状態からマシンを起動してメールを受信するなど、使いたい機能に素早くアクセスできる「プログラマブル・パワーキー」を3つ装備する。 |
FDDとCD-RW+DVD-ROMのコンボドライブは右側面に装備。左側面にはビデオ出力、マイク、ヘッドフォン、i.LINKの各端子とTypeII×2のPCカードスロットが備わる。背面にはモデム、USB×2、電源端子を備え、カバーを開くとCRT、パラレル、シリアル、LANの各端子にアクセスできる。 |
さらに標準で装備する10BASE-T/100BASE-TX対応のEthernetポートは、ビジネス用途やブロードバンドインターネットを利用する場面で重宝する。Office XP Personalがプリインストールされている点もビジネスユーザーには評価が高いだろう。
CD-RW+DVDのコンボドライブは、上位モデルPCG-FX77G/BPと同じ、R8倍速、RW4倍速、DVD8倍速、CD24倍速タイプを搭載。ライティングソフトは「Drag'n Drop CD」、DVD再生ソフトは「WinDVD 2000」をプリインストールする。 |
また、DVD-Videoの再生ソフトには「WinDVD 2000」を採用し、15インチ液晶の大画面でストレスのないスムーズな再生画像を楽しむことができる。
CDライティングソフトの「Drag'n Drop CD」は、名前のとおり書き込みたいファイルをドラッグしてデスクトップのアイコンにドロップするだけで操作できる。書き込み速度やファイルシステム、フォーマット形式の指定も可能だ。ただしパケットライトには未対応。 |
ほかのVAIOのような話題性のある機能は装備しないPCG-FX55G/BPだが、そのシンプルさゆえにPC初心者でもすんなり使い始められ、パワーユーザーにも好意的に受け入れられるだろう。実売価格も25万円前後に抑えられており、この夏イチ押しのA4ノートだ。
CPU | Mobile PentiumIII-750MHz |
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メモリ | 128MB |
液晶 | 15インチTFT |
解像度 | 1024×768ドット/フルカラー |
HDD | 30GB |
CD-RW&DVD-ROM | R8倍速/RW4倍速/DVD8倍速/CD24倍速 |
通信 | モデム/LAN |
サイズ | 324(W)×265.5(D)×38.5~54.1(H)mm |
重量 | 約3.1kg |
OS | Windows Millennium Edition |
Officeアプリ | Office XP Personal |