耐久レースは筋書きのないドラマ
第6ドライバーまでリンレン・ビートを運転し、第7ドライバーはミク・ビートへとマシンをチェンジ。他のクルマに圧倒されてやはり怖かったとのことだが、無事にピットに帰ってきて、再びリンレン・ビートへと交代した。
順調に見えた耐久レースだったが、第8ドライバーがリンレン・ビートを運転中に悲劇は起こった。3周ほど過ぎたあたりで、突然ギアが4速に入らなくなってしまい、残念ながらリンレン・ビートはピットイン後、積載車でドナドナされることになってしまったのだった。ここまで調子良く走っていただけに、非常に残念な結果である。だが、ここで急遽代打として再びミク・カプチーノが出走! そしてアンカーであるマブラヴ・スカイラインへとつないだ。
そのおかげでグッドスマイルレーシング#46は無事に完走することができ、総合順位は58位とポルシェやフェラーリ、ロータスなどの準レーシングカーを敵に回して軽自動車メインで走ったことを考えれば上出来ではなかろうか。まあ、我々は順位よりも「レースを楽しむこと」が目的でしたから! タイムが遅い筆者が言っても説得力がないかもしれないが。
いや~、本当にサーキットって楽しいですね! スプリントも楽しいけれど、耐久はみんなでやり遂げた感、達成感が別格! またこういうイベントに出場したいと心の底から思ったのでまた誘ってください(笑)。今回、お誘いいただいたグッドスマイルレーシング様、快く取材に応じてくださった痛車オーナー様、大事なクルマをメンテナンスしてくれたメカニックの皆様。ありがとうございました!
クルマ離れが騒がれているご時世にもかかわらず、これだけ元気がある痛車。今後も痛車に関する情報をどんどん伝えていきたい。クルマはこんなに楽しいんだということを、ASCII.jpの痛車記事を読んで知ってもらえれば幸いである。
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