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30分早く帰れる! Excelの日付・時刻関数をズバッと攻略 第3回

Excelの日付関数を使いこなせば、こんなに便利!【後編】

2008年12月15日 05時00分更新

文● 構成● 尾崎裕子、アスキードットPC編集部

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テク-5
入社日によって有給休暇の日数を変える

ポイント――入社からの期間によって処理を変えるには
IF関数+DATEDIF関数

 ここでは、DATEDIF関数でC列に入っている入社日から、D3セルの今日の日付(TODAY関数)までの年数を求め、その年数によって有給休暇の日数を決めています。

 年数が5年以上なら「有給休暇」に「15」、年数が1年以上5年未満なら「10」、年数が1年未満なら「0」と異なる3つの値を表示しています。

●【完成形】 入社から5年以上なら15日、1年以上15年未満なら10日、1年未満は0日とする

有給休暇の日数を変える

完成形。入社からの期間に合わせて有休の日数が決まっている

 このように3つの処理に振り分けるためには、IF関数の引数にさらにIF関数を指定します。

式の解説
D5 セルの式は?

D5 セルの式

【D5 セルの式】(1) 勤続年数が「5」年以上であるという条件の論理式。DATEDIF関数で勤続年数を求めている。(2) 条件に当てはまれば「15」とする。(3) あてはまらない場合の処理。(a) 勤続年数が「1」年以上である、という論理式。(b) あてはまれば「10」とする。(c) あてはまらない場合は「0」とする

 IF関数は「=IF(条件,条件にあう場合,条件にあわない場合)」と指定して2つの処理ができる関数。今回のように3つの処理を行うには、条件にあわない場合の処理にもうひとつIF関数を組み込み、「=IF(条件1,条件1にあう場合,IF(条件2,条件2にあう場合,条件2にあわない場合))」と指定。

 (次ページ、「期間内の勤務日数を求める」に続く)

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