このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

ぱそぢえ~3分で分かるPCの基本 第13回

パソコンがうるさいと思ったときの「最高動作温度」

2008年10月17日 18時00分更新

文● 石井英男 漫画● 太田虎一郎

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

先生、質問です!

Q CPUの動作中の温度って、どうやったら分かるんですか?

A 最近のCPUには、内部にサーマルダイオードと呼ばれる温度センサーが搭載されており、そのセンサーの信号から内部の温度を知ることができる。

 CPU温度やファンの回転数などの情報を知るためのソフトは「ハードウェアモニタツール」などと呼ばれており、フリーソフトとして配布されているものが多い。CPU温度を知りたいのなら「Core Temp」がオススメだ。


最新トレンド:T-Caseは60~70℃でストップの模様

 最高動作温度は、一般的にハイエンドCPUのほうが低く設定されており、その分、高い冷却能力が要求される。しかし、ステッピングが更新されることによって、T-Caseが上がることも多い。

 インテル、AMDともに、メインストリーム向けCPUのT-Caseは70℃前後、ハイエンドCPUでは、60℃前後となっている。T-Caseを下げると、それだけ冷却機構の設計が難しくなるため、今後、CPUの世代が変わってもT-Caseの値は大きく変わらないと予想される。

■ 著者紹介

石井英男(いしい ひでお)

テクニカルライター。東京大学大学院 工学系研究科出身。在学中に雑誌や書籍の執筆を始め、大学院卒業後、フリーライターに。パソコンのハードウェアをはじめ、ノートパソコンやPDAなどのモバイル機器を専門としている。


太田虎一郎(おおた とらいちろう)

漫画家。かわいいキャラクターとシュールな世界観の絶妙なミスマッチが特徴。漫画ファンを中心にコアな人気を誇る。代表作に『宇宙の法則 世界の基本』(コアマガジン)、『かるき戦線』(芳文社)など。


■ この講座について

 「3分で分かるPCの基本」は、ほぼ毎週金曜日に更新です。第1シーズン「CPU編」は全13回。全て読み終われば、ビギナーのあなたもPCマスター?!

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン