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新カラリオ、インクジェット複合機「EP-901F」の機能を写真でレポート

エプソン、おしゃれ複合機でリビング市場を狙い撃ち

2008年09月19日 18時02分更新

文● 広田 稔/トレンド編集部

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ヘッドの目詰まりを低減

 デザインだけでなく、使い勝手もよくなっている。例えば、従来、付属のトレーを差し込んで印刷していたCD/DVDだが、EP-901F/EP-901Aではこのトレーが内蔵された。給紙カセットも改良されており、1段ぶんのトレーに2種類の用紙を差し込める2段構造となっている。例えば、A4とL版写真の用紙をセットして、使い分けられる。

 印刷トラブルを軽減する努力もなされている。プリンターではインクが出るノズルが詰まると、印刷結果がまだらになることがある。EP-901F/EP-901A/EP-801Aでは、ノズルが詰まっていないかどうかを検知する機構を新たに搭載し、万が一詰まっていた場合は自動でクリーニングをする(参考リンク)。

 そのほか、写真補正技術にも注目しておきたい。ダイレクトプリントや他人からもらった紙焼き写真をコピーする場合、そのままプリントしたのではあまりきれいに出力できないことがある。それをきれいな状態に自動で直すのが、プリンターの補正技術だ。

 過去、エプソンでは、2005年には逆光補正、2006年には顔検出精度のアップ、2007年にはシーン判定技術といった補正技術を投入してきた。2008年は逆光補正をテコ入れして、覆い焼き補正に対応。従来、逆光写真を補正すると、背景が白飛びしてしまったところを、そうならないように調整している。

CD/DVDトレーを出すときはタッチパネル左側のボタンから

タッチパネルが上がり、トレーがべろーんと出てくる

もちろんSDカードスロットも利用できる

2段構成になっている用紙トレー。上にL判、下にA4判をセットするなど使い分けられる

スキャンやコピーはA4サイズまで。4800dpiの高解像度でスキャン(コピー)が可能だ

写真はタッチパネルの液晶画面から選びながら印刷するほかにも様々なソートが可能

インクは細かい色調を再現できる6色インクを採用。インク残量もタッチパネルから細かくチェックできる

印刷トラブルが起きたときのヘルプも事例ごとにチェックできるので初心者でも分かりやすい

 なお、新たに発表された複合機の主な仕様は以下の通り。


EP-801A

EP-801A

PM-A840S

PM-A840S

PX-501A

PX-501A

製品名 EP-901F EP-901A EP-801A PM-A840S PX-501A
実売価格 4万円台中盤 4万円前後 3万円台 2万円台 1万円台
印刷解像度 5760×1440dpi
インク種類/色数 染料/6色 顔料/4色
自動ノズルチェック ×
給紙方法 フロント2段トレイ リア
CD/DVDレーベル印刷 ○(内蔵) ○(手差し付属トレイ) ×
スキャナ解像度 CIS 4800×4800dpi CIS 2400×4800dpi CIS 1200×2400dpi
ADFスキャナー ×
FAX ×
液晶ディスプレー 3.5型
(タッチパネル部は7.8型)
2.5型
インターフェース USB 2.0、有線/無線LAN、赤外線 USB 2.0、赤外線(有線/無線LANはオプションで対応)

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