ヘッドの目詰まりを低減
デザインだけでなく、使い勝手もよくなっている。例えば、従来、付属のトレーを差し込んで印刷していたCD/DVDだが、EP-901F/EP-901Aではこのトレーが内蔵された。給紙カセットも改良されており、1段ぶんのトレーに2種類の用紙を差し込める2段構造となっている。例えば、A4とL版写真の用紙をセットして、使い分けられる。
印刷トラブルを軽減する努力もなされている。プリンターではインクが出るノズルが詰まると、印刷結果がまだらになることがある。EP-901F/EP-901A/EP-801Aでは、ノズルが詰まっていないかどうかを検知する機構を新たに搭載し、万が一詰まっていた場合は自動でクリーニングをする(参考リンク)。
そのほか、写真補正技術にも注目しておきたい。ダイレクトプリントや他人からもらった紙焼き写真をコピーする場合、そのままプリントしたのではあまりきれいに出力できないことがある。それをきれいな状態に自動で直すのが、プリンターの補正技術だ。
過去、エプソンでは、2005年には逆光補正、2006年には顔検出精度のアップ、2007年にはシーン判定技術といった補正技術を投入してきた。2008年は逆光補正をテコ入れして、覆い焼き補正に対応。従来、逆光写真を補正すると、背景が白飛びしてしまったところを、そうならないように調整している。
なお、新たに発表された複合機の主な仕様は以下の通り。
製品名 | EP-901F | EP-901A | EP-801A | PM-A840S | PX-501A |
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実売価格 | 4万円台中盤 | 4万円前後 | 3万円台 | 2万円台 | 1万円台 |
印刷解像度 | 5760×1440dpi | ||||
インク種類/色数 | 染料/6色 | 顔料/4色 | |||
自動ノズルチェック | ○ | × | |||
給紙方法 | フロント2段トレイ | リア | |||
CD/DVDレーベル印刷 | ○(内蔵) | ○(手差し付属トレイ) | × | ||
スキャナ解像度 | CIS 4800×4800dpi | CIS 2400×4800dpi | CIS 1200×2400dpi | ||
ADFスキャナー | ○ | × | |||
FAX | ○ | × | |||
液晶ディスプレー | 3.5型 (タッチパネル部は7.8型) |
2.5型 | |||
インターフェース | USB 2.0、有線/無線LAN、赤外線 | USB 2.0、赤外線(有線/無線LANはオプションで対応) |