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ナチュラルフェイスの秘密に迫る

「写真は太って見える」は正しかった!

2008年09月22日 21時24分更新

文● 広田稔/トレンド編集部

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実物はそうでもないのに、なぜか写真では太めに写ってしまう……

 (私も含めて)そんな「二次元太り」の悩みをお抱えの方に朗報が! この写真は太って見えるという現象、実は人間の知覚に由来するものらしいのだ。

ナチュラルフェイス
ナチュラルフェイス機能では、「小顔」「美白」を5段階で補正できる

 事の発端は、セイコーエプソンが2007年からプリンターに採用している「ナチュラルフェイス」機能にある。これは人物ショットの印刷時に、顔を小さくしたり、白くしたりできるという補正機能だ。セイコーエプソンは「三次元の実物体とその二次元画像は違う大きさに知覚される」という仮説を立てて、人間が覚えている本来の顔を再現するために、2007年の新モデルからナチュラルフェイスを投入。19日に発表した複合機の新機種などで採用してきた。

EP-901F 新デザインになったエプソンの複合機「EP-901F」でもナチュラルフェイスが使える

 その仮説を明らかにするため、セイコーエプソンは東京工業大学と共同研究を実施。今年になって同じサイズでは二次元のほうが横長に見えるという傾向が分かったという。

テスト内容 テスト結果
男女のマネキンや幾何学的図形といったオブジェと、それを撮影した画像を暗室に用意。被験者が画像の縦横比を調整して、オブジェの見た目の大きさに合わせるという実験を行なった単眼、両眼でテストした結果、両眼のほうが「画像が太って知覚される」という傾向があったとのこと

 研究では、両目では見えるが、片目では手前にある物体に遮蔽されて見えない領域の処理が原因で、二次元の画像は「太った」と感じる可能性が高いと推測している。

 証明写真などを印刷する場合には、なるべくならキレイに写るように修正しておきたいもの。この研究のおかげで、今までうしろめたい気分でナチュラルフェイスを利用していた人が「ズルじゃないのよ」と安心して使えるようになるのかも!?


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