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呉軍港めぐり……てつのくじら館編

秘密のベールに包まれた海自潜水艦に「乗って」みた!

2008年08月24日 12時00分更新

文● 吉田/Webアキバ編集部

ここが潜水艦の頭脳、発令所だ!

 ということでここが本来なら軍事機密の固まりである発令所だ。艦長や副長など艦の首脳部が詰め、操艦や戦闘を行なう場所だ。

発令所発令所中央部。右手前の淡い緑色の筒が艦長用の1番潜望鏡、奥が2番潜望鏡
操舵装置操舵装置。右側が縦舵操作用の第1スタンド、左側が横舵操作用の第2スタンドだ。ちなみに座席にはシートベルトが備わっている
操舵装置左後方のパネル。多数のスイッチが時代を感じさせる操舵装置左後方のパネル。多数のスイッチが時代を感じさせる
海図台海図台
レーダー装置レーダー装置
測深儀測深儀。海底までの深さを測定する装置だ

 ということで、「あきしお」見学は終了だ。ちなみに発令所内にはボランティアの説明員の方が居て、見学者の様々な質問に答えてくれる。元自衛官の方も居るそうなので、もしかするとかなりマニアックな質問をぶつけても答えて貰えるかも知れない。

「あきしお」のセイル「あきしお」のセイル。ぜひ次はここに上ってみたいものだ

この他、館内で見かけたモノ。

作業用の硬式潜水具作業用の硬式潜水具。海底深くに沈没した潜水艦を救助するためのもので、この形式では潜水中も潜水服内を一気圧に保てるので、浮上時の減圧作業など不要になる
伊400型潜水艦が装備していた双眼鏡第二次世界大戦時に旧日本海軍の伊400型潜水艦が装備していた双眼鏡。さすがに年期が入っている。伊400といえば米本土、そしてパナマ運河攻撃を企図して建造された幻の潜水空母。まさかこんなところでその装備品と出会えるとは……
敵空母見ユ!?その双眼鏡を覗いてみたところ。パナマ運河経由で太平洋方面に回航されてきた敵エセックス級空母と地元の貨客船……ではなく、呉港に停泊する我がおおすみ級輸送艦とフェリー

おみやげ

 さて、最後はお土産コーナーに行ってみた。

ショップ全景ショップ全景。一階エントランス脇にあるお土産コーナー。いろいろなものがあって見ているだけで楽しい。お菓子や書籍、模型など盛りだくさんだ
限定アイテムなど
「てつのくじら館」限定アイテムや帆船におけるロープの結び方のミニチュアなどもあった
「てつのくじら館」限定カンパンお土産で購入した「てつのくじら館」限定カンパン
てつのくじら館

開館時間 午前9時~午後5時
休館日 毎週火曜日
入館は無料


もっと潜水艦について知りたい方は

 普段、あまり目にしない潜水艦だが、観艦式などでは結構派手なパフォーマンスを見せてくれている。例えば平成18年度の観艦式では、「やえしお」の登舷礼や「なつしお」のドルフィン運動などが行われている。ということでこの観艦式については、下記の記事をご覧頂きたい。

【特別企画】これが自衛隊の艦船だ! ミリタリーマニアの“平成18年度自衛隊観艦式”取材レポート

 あと、潜水艦に関しては様々な著作や映像作品になっているが、編集者オススメのものをいくつか紹介しよう。まずは潜水艦艦長などを歴任した著者が自らの経験と深い洞察力を持って書いた二冊だ。これらは潜水艦の本質やその運用について知るには最適かと思う。

  • これが潜水艦だ―海上自衛隊の最強兵器の本質と現実 (光人社ノンフィクション文庫 571) (文庫)

  • 本当の潜水艦の戦い方―優れた用兵者が操る特異な艦種 (光人社NF文庫) (文庫)


  •  上記二冊は文章主体の書籍だが、迫力ある写真を見たい人にはこちらがオススメだ。

  • 蒼流の覇者―Know Your Boat 海上自衛隊潜水艦50年/日本の潜水艦100年 (大型本)


  •  最後に映像作品を紹介しよう。もはや古典的名作となった『U・ボート ディレクターズ・カット』だ。戦争映画につきもののカタルシスもあるが、さらに敵の爆雷攻撃の際の圧迫感や緊迫感はまさに圧巻。これぞ潜水艦を舞台とした戦争映画の最高峰と言えるでのはないだろうか。

  • U・ボート ディレクターズ・カット

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