過去に千歳基地に所属していた飛行機たち
正門をまっすぐ進むと過去に千歳基地に配備されていた航空機を展示してある広場がある。しかし! 入場客を誘導する歩道のロープは、その行く手を阻んでいる。入場客もその広場には誰もいない。
記者「あの飛行機の写真を撮りたいのですけど……」
隊員さん「え、写真? 何の? あー、あれねぇ。えーと、行っていいのかな」
隊員さんはゲートガード機を見たいなんて客がこんな早い時間帯に来るなんて思ってもなかったみたいだ。足早にエプロン(駐機場=会場)へ歩いて行くマニア風の人たちが圧倒的に多い。
F-104J戦闘機は(旧)第201飛行隊で1963~1974年、第203飛行隊で1964~1983年の間、千歳基地に配備されていた
F-86F戦闘機は、第3飛行隊で1957~1961年、第4飛行隊で1957年~1963年の間、千歳基地に配備されていた。また第6飛行隊も1959年の新編後3ヵ月だけ同機を装備して千歳基地に所属していた
現用のT-4練習機の前に使われていたT-33練習機も千歳基地ではおなじみ
F-86D戦闘機は第103飛行隊で1961~1968年の間、千歳基地に配備されていた
最近話題のパトリオットPAC-3ミサイルの2世代前に使われていたナイキJ地対空誘導弾。ナイキJが初めて実戦配備されたのは千歳基地の第3高射群である。1970~1990年に第3高射群に配備
航空自衛隊初期の初等練習機であるT-34
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