ウィキペディアも調べられる辞書ボタン
辞書引きというと地味なイメージだが、意味の分からない単語をワンタッチで調べられるのは、やはりありがたい。本体の辞書ボタンを押せば、英和や和英などの辞書をどの画面からでもワンタッチで呼び出せ、とても便利だ。
923SHでは以下の7種類の辞書を切り替えて利用できる。
- ○本体内蔵辞書
-
明鏡モバイル国語辞典
ジーニアスモバイル英和辞典
ジーニアスモバイル和英辞典
- ○インターネット辞書
-
明鏡国語辞典MX.net
ジーニアス英和辞典MX.net
ジーニアス和英辞典MX.net
ウィキペディア
語彙は合計で約36万4600語ほどある(ウィキペディアを除く)。プレインストールされている辞書とインターネット上の辞書の内容はおおむね同じだが、新語が追加されるインターネット辞書の方が語彙は多めになっている。パケ代をかけたくなければ内蔵辞書で検索し、該当しなければインターネット辞書で検索するといいだろう。これだけあればよほど専門的な単語でもない限り困ることはないし、フリー百科事典の「ウィキペディア」も使えるので時事ネタにも付いていけるだろう。
検索語の入力も簡単で、手入力のほか履歴やクリップボードからも引用できる。メールやウェブブラウザーの場合はさらにラクで、メニューから「コピーして辞書検索」を選択すれば辞書ボタンを押す必要すらない。
辞書引きは、閲覧状態からだけでなく編集状態からでも可能だ。変換確定前であれば、例えばメールで入力しようとしている単語をそのまま使って検索でき、検索ウィンドウに再度入力する必要はない。このあたりはなかなか良くできている。
便利なのが、メールやウェブ、ワンセグなどを使用中に、辞書を2画面同時に開ける点だ。他の画面を見ながら検索できるので、画面を何度も切り替える必要がないのだ。
ただ、この2画面同時表示は内蔵辞書にのみ対応しており、インターネット辞書を使う場合は1画面表示になってしまう。どの辞書を使うかで操作方法が異なるのは違和感があるが、インターネット辞書使用時でもマナーボタンを押せば回転ドアのような視覚効果とともに画面がすばやく切り替わるので実用上問題はないだろう。
なお辞書はあとから追加できる。7月には飲食店ガイド「Hot Pepper Pockets」(無料)や「イミダス百科」「デジタル大辞泉」などが提供予定となっている(ともに有料だが価格は未定)。
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