スーパーハイビジョン以外にも見どころいっぱい!
技研公開では、スーパーハイビジョンだけではありません。立体テレビから音声認識による新・字幕制作システムや協調撮影ロボットまで。見どころはいっぱいです。
特殊なメガネをかけることなく、水平・垂直方向に観察者が動くと、その位置に応じた自然な立体映像が見られる「インテグラル立体テレビ」。特殊なメガネを使うタイプでは、両目を水平に保つ必要がありますが、インテグラル式の場合は、斜めになっても大丈夫なのだそうです。視野角は案の定狭く、24.5度ほどです。
スーパーハイビジョンの家庭用ディスプレイとして、超高精細プラズマディスプレイが研究されています。7インチというサイズですが、画素ピッチは世界最小レベルの0.3ミリ。省電力化も進められています。
総務省は、生放送番組を含むほぼすべての放送番組を対象として、2017年までに字幕付与することを普及目標に掲げているのだそうです。今回展示されているシステムでは、従来よりも話者の違いや音響環境の変動に対する音声認識性能が高められ、従来より少ない1~2名で字幕製作ができるのだとか。修正はタッチパネル画面とキーボードで素早かったです。