DA 35mm F2.8 Macro Limited
ペンタックスの単焦点Limitedでは最新の「DA 35mm F2.8 Macro Limited」を借りて撮影することもできた。実写は試作機だが、量産品とほぼ同等の完成度とのことだ。
同社はLimitedシリーズで、広角、望遠、標準のパンケーキレンズを投入しているが、これにマクロレンズが加わった形となる。小型のボディーで53.5mm相当の画角なので、標準レンズとしても使いやすそうだ。
レンズ前面からのワーキングディスタンスは3cmとかなり被写体に近付ける。内蔵式のレンズフードが邪魔になるくらい近寄れてしまう。収差が少なく切れ味は最高。フォーカスはSDM(超音波モーター方式)ではないが、AFの合焦後、フリーでピントリングを扱えるようになるので、よりイメージに合った場所に焦点を合わせられる。
K20Dの裏技 6メガモードでファインシャープネス+4
インタビュー時(関連記事)に教わったファインシャープネスを使った裏技も試してみた。本来であれば6メガ機と比較したかったのだが、手元になかったためK20Dの6メガ解像度で通常のシャープネスとファインシャープネスの違いを比較してみた。
電波塔の細かいディテールがファインシャープネスでは表現されているのがわかるはずである。デメリットのことは開発者インタビューの中でも触れられているが、個人的には、基本設定がファインシャープネスでもいいのではないか?と思う。
雅(MIYABI)とモノトーン
モノトーンフィルターには8種類のカラーフィルター効果が備えてある。モノクロ撮影ではフィルム時代からおなじみの「イエロー」「オレンジ」「グリーン」などのほかに、赤外フィルムを使用したときのような仕上がりをを狙ったIRフィルターもあり、狙ったイメージをカメラ単体で追求できるのは面白い。