先日お伝えしたインテル45nmプロセスの「Core 2 Extreme」を中心としたユーザー向けイベント「Intel in Akiba 2007 Winter」が、本日「CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原」にて開催された。
イベントでは以前大阪で行われた「Intel in Osaka 2007」と同様、インテル45nmプロセスのCPUを話題の中心に微細化に伴うトランジスタ集積度の向上やスイッチング速度の向上などによる高性能化、スイッチング電力の削減やリーク電力の削減による省電力などのメリットを強調した。
なお、現在のところインテル製CPUの多くが65nmプロセスの製品だが、今後来年第3四半期をめどに45nmプロセスの製品の出荷量が65nmモデルを上回るとのことだ。また、2009~2010年には製造プロセスは32nmに移行する準備を進めているとした。
イベントスケジュール
インテルセッション
インテルセッションではインテルの梶原武志氏、土岐英秋氏、鈴木光政氏によるインテル45nmプロセスのCPUについての解説などが行なわれた。普段聴く機会のない現場の声が聞くことが出来るセッションとあって全てのセッションで立ち見が出るなどアキバの自作ユーザーの注目を集めていたようだ。
協賛メーカー展示品
イベント会場には、協賛メーカー各社の現行モデルや、未発売の新製品展示されていた。
中でも注目を集めていたのはインテルX48チップセットを搭載したマザーボードECS「PX2」や、ASUSTeK「P5E3 Premium/WiFi-AP@n」、MSI「X48 Platinum」などの展示だ。サンプル品のため製品版と使用が異なる場合があるが、展示されたECS「PX2」のスペックシートには「Intel Core 2 Quad/Core 2 Duo/Core 2 Extreme/Pentium Dual Core/Celeron 4xxシリーズ FSB1600/1333/1066MHz TDP130Wサポート」「デュアルチャネルDDR3 1333/1066メモリ最大8GB」「PCI Express 2.0x16スロット×2、PCI Express x1スロット×2、PCIスロット×2」「SATAII 3.0GB/s×6ポート」「デュアル ギガビットLAN内蔵」「8CH HDオーディオ内蔵」と記載されていた。以前お伝えしたX48チップセットを搭載していると思われるMSI製マザーボードの展示とは異なり、ハッキリ「X48」と明記し、しかもインテルのイベントというだけあって登場間近を予感させる展示といえるだろう。
(藤田咲スペシャルステージへ続く)