いかにもThermaltakeらしいド派手な大型PCケース「Xaser VI」が、今週21日から発売される。「流行のトランスフォーマーをイメージした流線型デザイン」(Thermaltake)というのが特徴だ。
まずはフロントにアルミ製の扉を備えたその筐体サイズだが、250(W)×660(D)×605(H)mmというもの。やはり大きいサイズで知られるクーラーマスターのPCケース「COSMOS」が266(W)×628(D)×598(H)mmなので、見た目の印象としては「Xaser VI」のほうがさらにひと回りほど大きく見える。
機能のほうも豊富だ。まず外装からいくとフロントI/Oポートや特徴的なデザインの電源スイッチを埃から守るというプッシュオープンタイプのカバーを上部に搭載。ケース天板をスライドさせることでアクセサリーBOXが出現するなどというギミックも用意されている。
Extend-ATXフォームファクタのマザーまで搭載可能な内部は、ベイ数が5インチ×7、3.5インチ×1((5インチ共有)、シャドウベイ×7という構成。リヤの拡張スロットは「Quadグラフィックカードの為」(Thermaltake)に10本も用意されている。
また冷却用ファンが多いのもポイントのひとつ。まずフロント下部(シャドウベイの横)に140mm(ブルーLED仕様/1000rpm16dB)吸気ファンを1基、次にビデオカード用という140mm(1000rpm16dB)吸気ファンを1基、リヤトップに140mm(1000rpm16dB)排気ファンを1基、リヤに120mm(ブルーLED仕様/1300rpm16dB)排気ファンを1基を標準で搭載。加えてオプションとなるが、底面に140mmもしくは120mmファンを2基まで増設可能だ。
そのほか、電源ユニットのサイズに合わせて調整可能なマウンターや水冷用のホース穴(リヤに装備)なども備えるなど、様々なニーズに答えられるような作りとなっている。現在、写真のサンプル版「Xaser VI VG4000BNS」(フロントアルミ+筐体スチール)を展示中のT-ZONE.PC DIY SHOPによると予価は3万5980円。また「Xaser VI VG4000SNA」(フロント+筐体ともにアルミ)は3万9800円となる。