15日と16日の2日間、LANゲームパーティ「BIGLAN socket6」が秋葉原UDX4階のUDX Galleryで開催されている。15日は「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」の本戦トーナメントなどが行なわれた。
「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」
「サドンアタック」は、無料のオンライン対戦型ガンシューティングゲーム。今回の「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」に名乗りをあげたチームは、アーク、ドスパラアキバ店、ドスパラ秋葉原本店、TWOTOP秋葉原本店、フェイスパーツ館、USER'S SIDE、オリオスペック、OVERCLOCK WORKS、ZOA秋葉原本店の9店舗に、スポンサーのアスクを加えた計10チーム。9日に行なわれた予選トーナメントを勝ち残ったアーク、TWOTOP秋葉原本店、USER'S SIDE、オリオスペックの4店舗が15日、頂点の座をかけた戦いに挑んだ。
「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」には、サドンアタック大会イメージガールの喜屋武ちあきさんが来場。対戦の実況で会場を盛り上げてくれた
決勝戦まで駒を進めたのはアークとUSER'S SIDE。どちらもゲーミングデバイスを販売するなど、ゲーマーには馴染みのあるショップのため、勝負の行く末に注目が集まった。参戦した店員は各ショップ3人ずつ。計6人が同時に1つのフィールドで戦うことになる。ショップ名を背負った戦いのため、どちらのチームもやる気マンマンだ!
いざ勝負が始まると、15分間の対戦時間中に銃声が鳴りやむことは一度もなかった。少しでも立ち止まると眉間に銃弾を撃ち込まれるという状態だ(ヘッドショットは体力に関係なく即死)。そんな激戦を勝ち抜き秋葉原最強王座に君臨したのはUSER'S SIDEチーム。以下2位アーク、3位オリオスペックという結果に終わった。店員にゲーマーが多いTWOTOP秋葉原本店は、4位という結果にやや納得がいかない様子だったが、対戦中も声を出して仲間に指示を与えたりと、いちばん楽しそうにプレイしていた。
「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」終了後は、サプライズイベントとして喜屋武ちあきさんと一緒にサドンアタックで対戦できた。彼女は味方に手榴弾を投げたり、動くものすべてに銃を乱射するなど、最初は大暴れしていたが、次第に慣れてきて対戦相手を何度か倒していた。彼女に倒されたプレイヤーは非常に悔しがっていた(が、内心では喜んでいたようだ)
工夫を凝らした各ショップのゲームPC
会場には、「パソコンショップ対抗サドンアタック対戦」参加ショップのオリジナルPCが展示されていたほか、スポンサー各社の最新デモ機も並んでいた。ここではそれらを紹介していこう。
OVERCLOCK WORKSのガス冷マシン。「Core 2 Extream QX9650」(3GHz)をなんと4.7GHzまでオーバークロック!
ガス冷のLCDで温度を確認したところマイナス49℃だった
OVERCLOCK WORKSではこのBTOマシンを販売している。ガス冷に興味がある人は要チェックだ
TWOTOP秋葉原本店は、17インチワイド液晶搭載のゲーミングノートPC「LX」シリーズを展示。VGAはGeForce Go 7950GTX DualをSLIで搭載!
ガチガチのゲーム特化型PCだが、マウスパッドがアレなのが同店らしい
USER'S SIDEはタワー型の「GMX999i」とキューブ型の「GMX555L」の2モデルを展示。タワー型の「GMX999i」はGeForce 8800GTX」のSLI構成、キューブ型の「GMX555L」はGeForce 8800GTSを搭載。どちらもCPUは「Core 2 Duo」となる
ネオン管がまぶしい、アークのアクリルケースPC。CPUクーラーはサイズの「NINJA mini」をファンレスで搭載している。小型なのに静かなのがミソ
ドスパラはオンラインゲームパソコン「Galleria」シリーズを複数モデル展示していた。筺体の大きさやデザインを選べるところがウリだ
ZOA秋葉原本店の渋いながらもキラリと光るPC。控え目なケースに「Core 2 Quad Q6600」と「GeForce 8800GT 512MBをブチ込んだ野心作
オリオスペックのミドルタワーPC。こちらも「Core 2 Quad Q6600」と「GeForce 8800GT」の組み合わせ。ケースは懐かしの星野金属製だ!
Shuttleは新製品「SX38P2 PRO」にGeForce 8800GTを搭載したPCによる「Crysis」試遊台を設置。キューブ型にGeForce 8800GTを搭載して普通に動いていることに驚かされる
Shuttleの伊藤氏がサドンアタック対戦の合間に自社製品について解説。キューブ型PCはゲームマシンとしても十分に利用できると力説していた
Thermaltakeのブースには発売予定のアルミケースが2製品展示されていた。写真は21日に発売予定の「Xaser VI」(型番:VG4000SNA)。空冷と水冷の両方に最適化されたケースで、ドライブベイ×14など、かなり気合の入った作り込みとなっている。予価は3万9800円
こちらは「Armor+」(型番:VH6000BWS)。こちらも空冷と水冷の両対応ケースで、ケース底部にファンを取り付けたり、水冷用のタンクやポンプを固定するための穴やネジが用意されている。1月下旬発売予定で予価は3万5980円とのこと
アスクは「Phenom 9500」とSapphire製のRadeon HD 3850 512MB搭載カードを組み合わせたCrossFireマシンを展示。ほかにも同社が扱うRadeon系ビデオカードやゲーミングデバイスを展示していた
大画面で「Crysis」がプレイできるELSAのブース。同社のGeForce 8800GT搭載ビデオカード「GLADIAC 988 GT 512MB」とGeForce 8800GTS搭載の「GLADIAC 988 GTS 512MB」が展示されていた
シグマA・P・Oのゲーム関連ブランドDHARMA POINTは自社製のマウスを展示。イベント参加者に貸し出して、その感触を実際に確かめてもらうなど、積極的に製品をアピールしていた
オンラインゲームを運営するゲームヤロウは、同社がサービスを提供する「サドンアタック」や「デカロン」のグッズを配布。その場でアカウントの登録もできた
自分の愛機を持ち込みLANゲームパーティ!
会場の奥ではBYCCイベントが行なわれていた。BYCCとは“Bring Your Own Computer”の略で、“自分のコンピューターを持ってこよう”という意味。BYCCコーナーでは自分のPCやゲーム機を持ち込んで、ゲーマー同士で様々なゲーム大会を開いたり、自由に対戦することができるのだ。通常のゲーム大会やネットカフェでは、あらかじめ用意されたマシンを使用してゲームをプレイするので、思ったように操作できなかったり、なにか違和感があったりする。しかし、ここには自分のマシンを持ち込めるので、自分に最適化されたゲーム環境でストレスなくゲームをプレイできるというわけだ。
BYCCコーナーでは、自分のマシンを持ち込んで、周囲の人と思う存分ゲームができる。いわゆるLANパーティと呼ばれるもの
自分のマシンが人に見られるというだけあって、個性的なデコレーションを施している人が多い。光モノ、アクリルケース、カッティングシートなどで目立たせるのが今の主流
あの…・・・ネオン管眩しくないですか? ていうかモニターをみるときは、部屋を明るくしてなるべく離れてみましょうね
「Xbox 360」もご覧のとおり。今はPCだけでなくゲーム機も装飾する時代のようだ
BYCCコーナーのさらに奥ではゲーム競技大会「Eスポーツスタジアム ステージ3」が開催されていた。ここにいるのは未来のプロゲーマーか?