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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” ― 第19回

意外と難しい“ひとんち猫”の撮影

2007年09月12日 00時48分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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手みやげなしで遊びに行たら、やはりベッドの下に隠れて出てこなくなっちゃいました。みんなでベッドの下を覗き込むのでますます警戒。暗いのでブレないように撮るのが大変(2005年5月撮影 ニコン『COOLPIX S1』)

一番簡単に撮れる猫は自分んちの飼い猫だ。居場所も分かってるし馴れてるので、(おおむね)撮りたいときに撮れる。うちみたいにカメラを向けると逃げる猫もいるけど、それでも撮れないわけじゃない。

逆に難しいのは、ひとんちの飼い猫である。わたしには猫を飼ってる友人が何人かいるが、どこの猫も皆人見知りするのである。客がやってくると、まず逃げて、警戒心丸出しの目でじーっと見つめたり、隠れて出てこなかったりする。かといって望遠で撮るにしても、室内なので明るさが足りず、ブレやすくて難しいのだ。



追いかけずに放っておくべし


そういうときはどうするか。猫が「こいつはOK」と思ってくれるまで、あまり相手しない。一番ダメなのが追いかけること。一目散に逃げ出し、ますます怖がって近寄らなくなる。

客に好き放題いじられて悦んでた今は亡き“にや”。誰にでもすぐなついて膝に乗りたがる猫でした(2003年7月撮影 ニコン『D100』)

で、くつろいで家人と談笑していれば、そのうち好奇心に負けてひょっこり現われてくれるのだ。これはもう猫の性格次第。うちで以前飼ってた猫のように、客の膝にすぐ乗ったり、「なでろ」と要求する猫もいるが、たぶんその方が珍しい。

まあ基本的に猫は恐がりなのである。遊びに行ったらいきなりベッドの下に隠れて出てこなくなったりするのだ。このときは、“またたびカゴ”(竹で編んだカゴにまたたびを詰め込んだもの)を土産に持って行ったので、それで釣り出したんだけど、最後まで逃げ腰だったなあ。

おみやげにと“またたび篭”を持って行ったらそれにつられて登場。客のことは忘れて抱きかかえております(2004年8月撮影 コニカミノルタ『DiMAGE X50』)

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