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アスキー腕時計人気ブランド図鑑 ― 第8回

絶対に後悔しない腕時計選びのために──名門時計ブランド・その魅力と定番モデル

なぜタグ・ホイヤー「アクアレーサー」はプロダイバーを満足させられる腕時計なのか

2019年01月10日 10時00分更新

文● 渋谷ヤスヒト

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前回は、1969年に2つの「世界初」の称号と共に誕生した角型の自動巻きクロノグラフ「タグ・ホイヤー モナコ」をご紹介しました。今回は、クロノグラフと並びタグ・ホイヤーを語る上で欠かせないダイバーズウォッチ「アクアレーサー」の歴史と定番モデルをご紹介します。

タグ・ホイヤー直営店と公式オンライブティックのみで購入できる、アクアレーサーの最新モデル「アクアレーサー カーボン」。カラーは3種類。2018年のバーゼルワールドで発表されたカーボンケースの「タグ・ホイヤー モナコ バンフォード」に通じるテイストが精悍で新鮮。自動巻き。ブラックPVD加工チタンケース。ケース径41mm。パワーリザーブ約38時間。拡大レンズ付き日付表示。300m防水。イエロー、ブルー各43万円。ローズゴールド43万5000円(いずれも税抜)。

 タグ・ホイヤーといえばスポーツウォッチ。しかも、創業者エドワード・ホイヤーが基本機構「振動ピニオン」を1887年に開発したクロノグラフがまず頭に浮かびます。

 ですがもうひとつ、男女を問わず人気のコレクションがあります。それがダイバーズウォッチのアクアレーサーです。アクアレーサーという名称が使われるようになったのは2004年から。それまでは「2000シリーズ」(1983)のように、4ケタのシリーズ名で呼ばれていました。

1980年代に大ヒットした「2000シリーズ」

 タグ・ホイヤーは防水時計でも創業当初からパイオニア的な存在でした。1895年には防水構造の懐中時計用ケースで特許を取得しています。また世界で初めて潮汐表示機構を備えた腕時計「ソルナール」(1949)やレガッタ(ヨットレース)用の潮汐インジケーターを備えたクロノグラフ「マレオグラフ」(1950)など、海関連の腕時計も開発・発売していました。

1950年に発表された「マレオグラフ」。文字盤9時位置のインダイヤルに潮汐表示が搭載されています。これ以外にもさまざまなバージョンが製造されました。

 しかし、ダイバーズウォッチの世界に本格的に進出したのは、意外にも1980年代になってから。当時、日本はバブル経済の最中。日本人初のF1レギュラードライバー・中島悟さんの誕生や、ホンダがエンジンを供給し、アイルトン・セナがドライブするマクラーレン・ホンダの大活躍もあり、F1ブームに湧いていました。

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