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アスキー的パソコン大解剖 第48回

パソコンゲーム用マウス、キーボードなどおすすめ周辺機器の選び方 (1/4)

2018年12月17日 22時00分更新

文● ジサトラショータ

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 期待のビッグタイトル「Fallout 76」や「バトルフィールドV」のリリースで盛り上がっている11月のPCゲーム市場。リアルタイムレイトレーシング対応タイトルが出てきたことで、PC買い替えの機運も高まっているが、忘れてはならないのが快適にゲームをプレイするための周辺機器だ。コンシューマーハードよりも幅広いデバイスをプレイに活用し、自分ならではのスタイルを追求できるのがPCゲームの醍醐味とも言える。ただし、あまりにも豊富な選択肢があるため、「どのように選べばいいか分からない」というユーザーも多いだろう。

 この特集では、PCゲームを快適にプレイできるマウス・キーボードの選び方はもちろん、+αでゲーム環境をリッチにできるお役立ちデバイスなどを紹介する。

もっとも重要! 失敗しないゲーミングマウス選び

 PCゲーム環境において、おそらく多くのプレイヤーが重視するのがゲーミングマウスだろう。コンシューマーハードが大きな影響力を持っている国内では、「PCでもゲーム用コントローラーをメインに使う」という人も多い。ただし、クリックで移動方向を決める、あるいは敵を攻撃するようなシューター系・MOBA系タイトルの場合は圧倒的にマウス・キーボード操作が快適だ。また、選択項目が多いシミュレーション系のタイトルはそもそもコントローラー操作に対応していないこともある。マウスとコントローラーを両方持っておくのが吉だが、ことマウスに関しては、特に好みが大きく分かれるのが悩みどころだ。

PCゲーム用コントローラーとして人気の「Xbox One コントローラー」(実売価格5000円前後)。あらゆるジャンルのゲームをプレイするなら、マウス+キーボードと両方持っておきたい

 一口にマウスと言っても、そのタイプには相当なバリエーションがある。持ちやすさやフィット感、クリック感の好みの差、重量といった要素のほか、好きなキーを割り当てて利用できるプログラマブルボタンの数、あるいは有線か無線かといった点まで、実に幅広い製品選びが可能だ。近年の成熟したゲーミングデバイス市場においては、センサー性能やDPIの変更などの基本的なポイントは各社ともしっかり担保しており、著名メーカーのどの製品を選んでもそれほどガッカリさせられることはないと思うが、ここではマウス選びのポイントをおおまかに解説していきたい。

①マウスの形状

 先に述べた通り、現在のゲーミングマウスにはさまざまな形状があり、一見するとどれを選んでいいのかが分かりにくい。近場にゲーミングマウスを扱っている店舗があるのなら実際に足を運び、手に持って試してみるのが一番いいだろう。

 それ以外で分かりやすく製品選びの目安になるのが、その人の「マウスの持ち方」だ。ゲームをしない限りあまり意識することもないと思うが、マウスの持ち方には大まかに分けて「かぶせ持ち」「つかみ持ち」「つまみ持ち」の3パターンがあり、ほとんどの人がいずれかのタイプに分類される。この持ち方によって、同じマウスを扱っていても操作感が変わってくるため、それぞれの持ち方と相性のいいマウスを選ぶのが、いい製品選びの近道と言える。

手をマウスにかぶせる「かぶせ持ち」

Razer「Razer DeathAdder Elite」。実売価格は6500円前後

Mionix「NAOS 8200」。実売価格は1万円前後

 かぶせ持ちは名前の通り、手のひらから指先までをマウスにかぶせるスタイルを指す。手の形状にしっかりフィットする必要があるため、右手(左手)専用のエルゴノミクス設計、かつやや大きいサイズのマウスがもっとも相性がよくなりやすい。右手用マウスのRazer「DeathAdder Elite」などが代表的で、古くはSteelSeriesの「Ikari」、近年ならMionix「NAOS 8200」のようなワイドサイズの右手専用マウスも快適に扱えるだろう。

手のひらはマウスにつけたまま指を立てる「つかみ持ち」

ロジクール「G903」。実売価格は1万4000円前後

SteelSeries「Rival 310」。実売価格は8000円前後

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