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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典第115回

スマホに電子ペーパーを搭載した端末の未来 ONYX再登場に期待がかかる

2018年11月07日 12時00分更新

文● 山根康宏

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 最近は電子ペーパー端末の種類もすっかり減ってしまいました。そんな中でE Inkをディスプレーに搭載する電子ブックリーダーを次々と送り出しているのがONYX Internationalです。Android OS搭載タブレットも出している同社ですが、過去にはスマートフォンも投入していました。大画面を搭載したE Inkスマートフォンの投入ははたしてあるのでしょうか?

電子ブックリーダーの延長でGSMのスマートフォンを投入

 2008年創業のONYX International(中国語名は広州文石信息科技)は創業以来、一貫してE Inkを採用した端末を開発し続けています。BOOKブランドのタブレットが同社の主力商品。アマゾンの「Kindle」の最初のモデルが登場したのは2007年11月で瞬く間にヒット商品になりましたが、ONYXはその可能性に目を付けたのです。初期の製品はタッチ操作可能でペン入力にも対応した独自OSモデルで、テキストファイルやEPUB、PDFリーダーとしてKindle対抗を目指しました。

 2012年には早くもスマートフォンの開発を表明。これはロシアのYota Devicesが背面にE Inkを搭載したスマートフォン「YotaPhone」を同年に発売したことに影響を受けたのかもしれません。そして世界初のE Inkのみを搭載したスマートフォン「E43」は2014年3月に発表されました。

 E43のスペックはディスプレーが4.3型モノクロE Inkで800x480ドット。1800mAhのバッテリーは1度の充電で2週間程度使えるという長時間駆動が大きな売りでした。モノクロ画面のみということからか、カメラは非搭載という割り切った設計。ホワイトとブラックの2色展開で、やはり主な用途は電子ブックリーダーとしての利用でした。ちなみにYotaPhoneのE Inkは4.3型640x360ドット。E43のほうが1年後発ということもあり解像度は高くなっています。

世界初のE Inkディスプレーのみを搭載したスマートフォン、E43

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