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スマホメーカー栄枯盛衰~山根博士の携帯大辞典第120回

表も裏側もスマートフォン 両面端末に夢を託したメーカー・Siswoo

2019年01月05日 21時00分更新

文● 山根康宏

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 2018年になり両面カラーのスマートフォンが出てきました。しかし片面が電子ペーパーのモノクロディスプレーのスマートフォンは2012年登場の「YotaPhone」以降、複数のメーカーが手がけています。今回紹介するSiswooもそんな両面端末に夢を託したメーカーでしたが、あえなく消え去ってしまいました。Siswooのわずかな歴史を振り返ってみましょう。

電子ペーパーを裏面に使う「スマホの両面化」は期待だけで終わった

 Siswooは2014年にヨーロッパで生まれたスマートフォンメーカーですが、本社は中国の深センにあります。携帯電話など長年の通信機器の製造のノウハウを生かし自社ブランドで製品を展開するために立ち上げられたブランドでもあります。全く無名の同社でしたが、世界中のIT系メディアがこぞって同社の製品を取り上げるほどの新製品を2015年9月に発表しました。それが「R9 Darkmoon」です。

第2のYotaPhoneを狙ったR9 Darkmoon

 R9 DarkmoonはCPUにMT6752オクタコア1.7GHz、メモリ3GB、ストレージ32GB、5型1920x1080ドットディスプレーに1300万画素カメラを搭載したLTEスマートフォン。しかも裏面には4.7型960x540ドットの電子ペーパー(E Ink)ディスプレーを搭載しています。つまり表も裏もスマートフォンなのです。OSはAndroid 5.1を搭載し、裏面は専用アプリとAndroidの軽いアプリも動く仕様。発売は2016年中で400ユーロの価格になる予定でした。

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