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アスキー格安SIM通信速度比較第120回

計測場所を飯田橋から神楽坂に変更しました

格安SIMの速度を比較するとUQモバイルとワイモバイルだけが圧倒的に速い

2018年07月07日 21時00分更新

文● ちゅーやん

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本記事は、2018年5月12日に掲載した記事を再編集した内容です。

 ASCII倶楽部では、人気格安SIM12回線の通信速度を独自に計測しています。5月からは通信速度を計測する「場所」を変更しました。4月末までは東京都千代田区富士見(JR飯田橋駅 徒歩数分)にある編集部で計測していましたが、5月からは東京都新宿区矢来町の「神楽坂駅」付近で計測しています。

格安SIMの通信速度は複数の場所で計測してこそ意味がある

 都内に住んでいたり、神楽坂に来たことがあったりする人ならご存知かと思いますが、飯田橋と神楽坂はそこまで遠くない……というか距離にして1.5kmも離れておりません。およそ1.2km前後でしょうか。

Googleマップでの飯田橋駅から神楽坂駅までの距離と徒歩移動での時間。歩いても15分弱

 なぜ「計測場所を変更したのか」というと、1km程度離れるだけでも格安SIMの通信速度は変わるのではないか、と仮説を立てたからです。要するに、飯田橋付近で計測しているデータだけでは「不十分」なのではないかと判断したのです。計測場所を変更したので、簡単にですが飯田橋と神楽坂それぞれの近辺の様子を紹介します。

 飯田橋駅付近は、ビル群が立ち並ぶオフィス街。大学もいくつかあるため、人の出入りは比較的多い場所です。アクセスもよく、JR以外にメトロなどもそろっています。また、近くに東京大神宮や靖国神社などもあるので観光として訪れる人も多い様子。年末年始やお盆の時期はものすごく混みます。

 一方で神楽坂駅付近は意外にも住居が多い閑静な場所。神楽坂という場所は頻繁に「オシャレスポット」「カフェ」「ランチ」「大人の街」などで特集が組まれますが、このイメージのある神楽坂とはどちらかというと飯田橋駅寄りを指すことが多く、神楽坂駅近辺はかなり物静かな場所です。飯田橋に比べて住宅地というのが色濃く出ています。ちなみに、神楽坂駅前には新潮社があります。

 連休が明けた今週から、そんな神楽坂駅付近で格安SIM12回線の通信速度を計測することになりました。基本的なレギュレーションは変更していませんが、下記の方法で格安SIMの通信速度を計測しています。

ASCII倶楽部で測定している格安SIM

・IIJmio(ドコモ回線)
・BIGLOBEモバイル(ドコモ回線)
・OCNモバイルONE(ドコモ回線)
・LINEモバイル(ドコモ回線)
・mineo(ドコモ回線)
・mineo(au回線)
・DMMモバイル(ドコモ回線)
・nuroモバイル(ドコモ回線)
・UQ mobile(au回線)
・Y! mobile(ソフトバンク回線)
・b-mobile(ドコモ回線)
・楽天モバイル(ドコモ回線)

ASCII倶楽部 格安SIM通信速度測定レギュレーション

調査場所:東京都新宿区 神楽坂
調査時間:12時、15時、18時
調査方法
1、速度測定には「Google スピードテスト」を使う
(グーグル検索で「スピードテスト」と検索すると利用可能)
2、各調査時間でSIMごとにそれぞれ5回ずつ計測し、中央値を算出する
使用端末:ASUS「ZenFone Live」

※掲載している通信速度はASCII倶楽部が独自に計測した内容です。通信速度を計測する場所、機材、時間帯によって通信速度は変動するため、実際の通信速度を保証する内容ではございません。

4月までの格安SIMの速度は15時台にMVNOが強かった

 これまでのASCII倶楽部で計測した格安SIMの通信速度は以下のような特徴になっていました。
・12時台と18時台はMVNOの通信速度がものすごく遅くなる
・12時台と18時台に安定した通信速度を出せるのは「UQ mobile」と「Y!mobile」だけ
・15時台はスマホを使う人が減りやすいのでMVNOがものすごく速かった
 という状況です。1週間ごとに「一番速い格安SIM」が微妙に変わることはあったものの、1ヵ月単位で通信速度を比較すると上記の3点に落ち着きます。

 ひとまず、飯田橋駅付近で計測していた4月の格安SIM通信速度平日1ヵ月間の平均値をご覧ください。

  12時(下り/上り) 15時(下り/上り) 18時(下り/上り)
IIJmio 0.47Mbps/6.58Mbps 13.8Mbps/8.16Mbps 0.81Mbps/6.45Mbps
BIGLOBEモバイル 0.34Mbps/9.43Mbps 9.25Mbps/11.5Mbps 0.83Mbps/8.82Mbps
OCNモバイルONE 0.36Mbps/13.4Mbps 27.8Mbps/12.6Mbps 0.93Mbps/11.9Mbps
LINEモバイル 0.30Mbps/14.2Mbps 8.03Mbps/13.0Mbps 0.53Mbps/13.3Mbps
mineo(ドコモ) 0.34Mbps/9.19Mbps 23.6Mbps/12.0Mbps 0.77Mbps/8.62Mbps
mineo(au) 0.30Mbps/5.40Mbps 8.96Mbps/5.97Mbps 0.75Mbps/5.87Mbps
DMMモバイル 0.46Mbps/6.19Mbps 13.6Mbps/7.96Mbps 0.73Mbps/5.40Mbps
nuroモバイル 0.40Mbps/10.3Mbps 27.4Mbps/12.5Mbps 1.41Mbps/9.57Mbps
UQ mobile 7.30Mbps/7.26Mbps 10.2Mbps/6.77Mbps 10.4Mbps/6.12Mbps
Y!mobile 12.9Mbps/8.63Mbps 12.8Mbps/10.8Mbps 15.0Mbps/11.9Mbps
b-mobile 1.36Mbps/11.7Mbps 3.58Mbps/12.5Mbps 1.57Mbps/11.9Mbps
楽天モバイル 0.55Mbps/14.1Mbps 7.24Mbps/13.6Mbps 1.20Mbps/13.9Mbps

 先にも説明したように、12時台と18時台はスマホを使う人が多いため、MVNOはかなり遅くなります。しかし、UQ mobileとY!mobileはそれぞれau、ソフトバンクのサブキャリアということもあるのか、終日同程度の通信速度を記録します。一方、15時台は回線の混雑が緩和される時間であるため、MVNOが急激に速くなりました。ポテンシャルを最大限に発揮できる時間帯とでも言うのがよろしいのでしょうか。

 15時台だけですが、MVNOで速いと感じるのは「OCNモバイルONE」「mineo(ドコモ)」「nuroモバイル」の3回線。これらは下り(ダウンロード)の速度が20Mbpsを超えるため、動画視聴も15時台であれば快適です。

通信速度の計測場所を1km程度変えただけで大きな変化

 さて。今月に入り、格安SIMの通信速度を計測する場所を飯田橋から神楽坂に変更しました。冒頭にも記載したように、場所を変えれば格安SIMの通信速度も変化するのではないかという仮説を立てたためです。

 私が立てた仮説の具体的な内容は以下です。
・飯田橋に比べるとオフィス街ではないから「MVNO」も12時台や18時台でもある程度速くなる
・UQ mobileとY!mobileは大きく変わらない
・15時台はどの「MVNO」「サブキャリア」ともに飯田橋計測時よりも速い

 要するに、飯田橋駅付近で計測していた4月までに比べて、いずれの時間帯においても格安SIMの通信速度は大幅に向上すると考えました。絶対的な人の数は(おそらく)飯田橋に比べて神楽坂駅付近のほうが少ないので、格安SIMといえども回線の混雑は緩和されるのではないかと思ったからです。

計測場所を変更しただけで通信速度に大きな変化
格安SIMのなかでも圧倒的な速度を記録するのはUQモバイルとワイモバイル

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 この記事の続きでは
通信速度が大きく変化した格安SIM1ヵ月間計測の平均値
使う場所によっては終日「遅い」可能性も
格安SIMの通信速度には「基地局」も関係している?
 を紹介しています。

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