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「ライブ配信メディア完全解剖 〜過去と今、そして未来へ〜」第28回

手軽さで人気のスマホによる生放送配信 そのウラに潜む弱点

2017年02月16日 17時00分更新

文● ノダタケオ(Twitter:@noda

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 スマートフォン一台で手軽に「ライブ」配信をすることができるようになり、若い世代の人達を中心に「ライブ」をするヒトの数は増えてきていると実感します。

 しかし、有名人や著名人ではない、個人の「ライブ」の数は増え、世間の「ライブ」への関心や認知度は上がっているものの、配信されるコンテンツのオリジナリティーが無く「どれも見ても似てる」感を受けることがあります。

 その理由はなんだろう?と考えたとき、スマホの手軽さならではの制約によるライブ配信の限界があること、そして、結果的に、ライブ配信可能なコンテンツのジャンルが偏ってくる(限定的になる)傾向にあること。

 さらに、スマホでのライブ配信は、コンテンツのオリジナリティー(独自性)で配信を見ようという視聴者の動機づけが生まれるより、どちらかというと、配信者のパーソナリティー(個性)によって人気が集まるように感じています。

スマホの「ライブ」の強みはなんといっても

 スマホのライブ配信の強みはなんといっても「一台で手軽にできること」です。カメラやマイクが内蔵されたスマホはオールインワンな配信撮影機材といえます。

 そして、場所の移動が伴うときの可搬性。専用のスタジオだけでなく、どこへでも持ち出すことができ、好きな場所で「ライブ」ボタンを押すことができるのはスマホならでは。

 さらには、事件や事故、ハプニングが起きたとき、即座にいま起きているその場の状況を伝える速報性はスマホの可搬性によって生まれますし、それだけでなく、最近では、写真のみならず、動画やライブにおいてもちょっとオシャレに魅せるフォルターであったり、スタンプといった見ている視聴者を飽きさせない、スマホならでは文化から発展した機能も生まれています。

 このような「手軽さ」「可搬性」「即時性」「オシャレさ」によって、スマホでのライブ配信は本当に当たり前で身近なものになりつつあります。しかし、スマホでのライブ配信でできないことや難しいことが意外とたくさんあるのです。

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