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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!!第22回

【鉄板&旬パーツ】PCも熱対策! Alphacoolの簡易水冷キットを試してみた

2018年07月28日 12時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII編集部

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 あまりの暑さに、店内常駐のショップスタッフからも嘆きの声が出ている秋葉原。ショップ巡りの際の熱中症対策は必須になっている。

 ただ、これだけ暑いと、神田明神にある「天野屋」の夏の風物詩になる「氷甘酒」や、昔ながらの甘味を楽しめる「ラブライブ!」の聖地「竹むら」のかき氷を、より美味しく楽しめること間違いなし。

エアコンのない店内で汗をかきつつ食べる天野屋の氷甘酒も格別だが、末広町駅そばにある「Fine's bar」で味わえる天然氷や自家製ジェラートを使ったかき氷(15時~18時のみ提供)もイチオシだ

 暑さを楽しむこともできる人間たちと違って、暑さの影響度が高いのがPCになる。エアコンにより、室内温度は人にとって快適になっているとはいえ、室温自体は夏前よりも高くなる。そして空冷、水冷いずれも冷却性能は室温がベースになるため、CPUやGPU温度は上昇することになる。

 そんなPCの熱対策と言えば、CPUクーラーの強化とPCケースファンの増設、交換によるエアフロー向上が定番になるが、今回はCPUクーラーに着目。さらに数あるCPUクーラーのなかでも、高い冷却性能を備えるオールインワン水冷キットに注目だ。

 秋葉原のパーツショップにはANTECやCorsairやクーラーマスター、NZXTなどといったメーカーから、オールインワン水冷キットが発売されており、最近はCPUウォーターブロックやファンにRGB LEDを内蔵する魅せる系が増加し人気になっている。

 これらの製品も狙い目だが、今回目を引いたのはドイツの水冷パーツメーカーAlphacoolのオールインワン水冷キットだ。もともと、本格水冷の各種パーツを提供。銅製ラジエーターなどコストパフォーマンス優秀な製品がそろっており、最近は本格水冷でおなじみのオリオスペックや、ウェブ通販メインで本格水冷を扱うパソコンショップ アークで取り扱い製品数が増えている。

オールインワン水冷キットの定番のひとつになるCorsair「H1xxi PRO RGB」シリーズ。ウォーターブロック部にRGB LEDを搭載する世界で最も奇麗であろうウォーターブロックを備えるNZXT「Kraken X」シリーズ。売り切れが多いのがネック

 そんなAlphacoolが手がけるオールインワン水冷キットの最大の特徴は、本格水冷と同じようにユーザーの手による冷却液の補充や、ウォーターブロックの追加、チューブの交換が可能な点だ。

 そのうえ、チューブの途中には水路の切り離しができるクイックリリースコネクターを採用。同じクイックリリースコネクター採用のビデオカード用水冷ブロックを増設できるようになっている。

 ここでは、360mmサイズのラジエーターを採用しながら1万6000円前後と手ごろな価格帯のAlphacool製オールインワン水冷キット「Eisbaer LT360 CPU」を試してみよう。

 「Eisbaer LT」シリーズはエントリーモデル。25mm厚の薄型銅製ラジエーターや銅製CPUウォーターブロック、同社のラジエーター向け高静圧120mmPWMファン「Eiswind 12」(回転数550~1700rpm)が付属するため、コスパは抜群と言える。

360mmラジエーター採用のオールインワン水冷キット「Eisbaer LT360 CPU」。1万6000円前後と手ごろな価格が魅力的だ冷却液充填済みのビデオカード用ウォーターブロック。クイックリリースコネクターで接続するだけで、ビデオカードを水冷化したシステムを構築できる
ビデオカードのみを水冷化できるキットもある。オリオスペックでは、「ZOTAC GeForce GTX 1080 Ti Mini 11GB」用を在庫しており、同ビデオカードとのセットモデルもある本格水冷でおなじみのオリオスペックでは、Alphacool製の本格水冷キットも販売中だ。難易度は高いが、こちらも注目だ

Eisbaer LT360 CPUを眺めてみた

 まずは「Eisbaer LT360 CPU」の各部をチェックしていこう。CPUウォーターブロック部は全高39mmで、側面には冷却液の補充や排出が可能なフィルポートを装備している。

 チューブ接続部のL字フィッテイングの可動は滑らか。また、チューブには折れ曲がり防止のスプリングが備わっているが、チューブ自体は柔らかなので水路の取り回しは楽だ。

 チューブ径は外径11mm、内径8mmで、フィッティングはCPUウォーターブロック、ラジエーター側ともに本格水冷で採用されているG1/4規格になっている。

 Alphacool製オールインワン水冷キットの最大の特徴になるクイックリリースコネクターはレッドコネクター側のネジを緩めることで、簡単に外せる。コネクター内部の液が若干こぼれるので、何度も繰り返すと冷却液の補充が必要になるので注意しよう。

小型形状のCPUウォーターブロック部。側面にフィルポートを備えているチューブとの接続にはL字フィッティングを採用。動きは滑らかだ
各部のフィッテイングにはG1/4規格を採用。ラジエーターを本格水冷移行時に活用するといったことも可能だチューブには、折れ曲がり防止のスプリングが備わっている
クイックリリースコネクター。レッド側のネジを緩めることで分離するどうしてもコネクター内部の冷却液がこぼれてしまうが、その量はわずか。なお、PCに固定した状態での作業は避けよう
コネクター内部の冷却液がなるべくこぼれないように、コネクターは素早く分離、結合する
ラジエーターフィン部にカッパー色が見えるとおり、ラジエーターは銅製になっている 120mm径PWMファンの「Eiswind 12」が付属。スペックは回転数550~1700rpmで、風量63.85CFM、静圧1.66mm H2O、ノイズ29dBAになる

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