2023年早々にTDPを65Wに抑え、ハイエンドCPUクーラーを組み合わせずとも運用できる無印型番を投入した第13世代インテルCoreプロセッサーとAMD Ryzen 7000。静音性には期待薄だが問題なく使える純正CPUクーラーも付属しているので、導入しやすくなっている。
一方で、インテルは最大6GHz動作に達する限定モデルCore i9-13900KSを投入、2023年もCore i9、Ryzen 9などのパフォーマンスを最大限引き出すには、CPUクーラー選びが重要なのは変わらない。
そんななか触ってみたのが、ドイツの老舗本格水冷メーカーAlphacoolのオールインワン水冷ユニットの「Eisbaer Pro Aurora」だ。国内にお目見えしたのは2021年でXeon、Ryzen Threadripper PRO、EPYCなどのCPUに対応するとあって注目を集めた。本格水冷を取り扱う秋葉原のパーツショップオリオスペックなどで扱っており、XeonやRyzen Threadripper PRO向けに購入する人が多いという。
Xeonや、Ryzen Threadripper PROなどへの対応が「Eisbaer Pro Aurora」シリーズのポイントだが、実はLGA1700や、Socket AM5に対応(入荷時期次第)している。そして高TDPのエンスー向けCPUに対応する大型受熱ベースプレートを採用するウォーターブロックなら、Power Limit無制限のCore i9-13900Kを余裕で冷やせるかも?と思い立ったわけだ。
本格水冷のベースにもなるAlphacoolオールインワン水冷ユニット
360mmラジエーターを採用する「Eisbaer Pro Aurora 360 CPU」の実力を試していく前に、特徴をチェックしていこう。「Eisbaer Pro Aurora」シリーズは、オールインワン水冷ユニットだが、ビデオカード用ウォーターブロックの追加など、カスタマイズが可能になっている。また、ウォーターブロックへのLEDギミック搭載や、LEDファンの採用と、魅せる要素も備わっている。
また、「Eisbaer Pro Aurora」シリーズに採用されているポンプ&リザーバータンク一体型ウォーターブロックは単体でも購入できる。手軽に本格水冷を導入したい人は狙い目だ。
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