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鉄板&今が旬なパーツを性能検証!! 第54回

【鉄板&旬パーツ】大型水枕を装備するAlphacool製水冷ならCore i9-13900Kを余裕で冷やせる?

2023年01月22日 13時00分更新

文● 藤田 忠 編集●北村/ASCII

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 2023年早々にTDPを65Wに抑え、ハイエンドCPUクーラーを組み合わせずとも運用できる無印型番を投入した第13世代インテルCoreプロセッサーとAMD Ryzen 7000。静音性には期待薄だが問題なく使える純正CPUクーラーも付属しているので、導入しやすくなっている。

 一方で、インテルは最大6GHz動作に達する限定モデルCore i9-13900KSを投入、2023年もCore i9、Ryzen 9などのパフォーマンスを最大限引き出すには、CPUクーラー選びが重要なのは変わらない。

 そんななか触ってみたのが、ドイツの老舗本格水冷メーカーAlphacoolのオールインワン水冷ユニットの「Eisbaer Pro Aurora」だ。国内にお目見えしたのは2021年でXeon、Ryzen Threadripper PRO、EPYCなどのCPUに対応するとあって注目を集めた。本格水冷を取り扱う秋葉原のパーツショップオリオスペックなどで扱っており、XeonやRyzen Threadripper PRO向けに購入する人が多いという。

 Xeonや、Ryzen Threadripper PROなどへの対応が「Eisbaer Pro Aurora」シリーズのポイントだが、実はLGA1700や、Socket AM5に対応(入荷時期次第)している。そして高TDPのエンスー向けCPUに対応する大型受熱ベースプレートを採用するウォーターブロックなら、Power Limit無制限のCore i9-13900Kを余裕で冷やせるかも?と思い立ったわけだ。

Xeonや、Ryzen Threadripper PROに対応する「Eisbaer Pro Aurora」シリーズ。360mmラジエーターモデルで、3万5000円前後と高価だが、おもしろそうなので試してみることにした

ポンプを内蔵するウォーターブロック。リザーバータンクも備わっている

冷却性能に期待できる大型の受熱ベースプレートが備わっている

本格水冷のベースにもなるAlphacoolオールインワン水冷ユニット

 360mmラジエーターを採用する「Eisbaer Pro Aurora 360 CPU」の実力を試していく前に、特徴をチェックしていこう。「Eisbaer Pro Aurora」シリーズは、オールインワン水冷ユニットだが、ビデオカード用ウォーターブロックの追加など、カスタマイズが可能になっている。また、ウォーターブロックへのLEDギミック搭載や、LEDファンの採用と、魅せる要素も備わっている。

 また、「Eisbaer Pro Aurora」シリーズに採用されているポンプ&リザーバータンク一体型ウォーターブロックは単体でも購入できる。手軽に本格水冷を導入したい人は狙い目だ。

容量は少ないが、冷却液が見えるリザーバータンクを備える

ウォーターブロックにはフィルポートを装備。チューブフィッティングは、一般的なG1/4を採用する

冷却チューブは、スリーブ化されていないため、見た目はいまひとつ

チューブには、液漏れなく外せるクイックリリースが備わっており、カスタマイズしやすくなっている

本格水冷のラジエーターでも人気のあるAlphacool。25mm厚、フィンピッチ15FPIの銅製ラジエーターを採用する

ウォーターブロックには、LEDギミックを内蔵。ド派手さはないが、ウォーターブロックのトップやサイドのラインが発光する

リザーバータンク、ポンプユニット部も発光する

RGB LEDを内蔵する120mm径ファンAlphacool「Rise Aurora 120mm」。回転数は最大2500rpm、風量69.94CFM(118.9m3/h)、静圧3.17mm H2Oになる

LEDギミックを内蔵し、ド派手に発光する

ファン側面も発光するようになっている

「Eisbaer Pro Aurora (Solo) - Digital RGB」は、オリオスペックで販売中だ。価格は1万6280円になる

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