ムダばかりの「ブラック会議」を強くする、ほんのちょっとの視点 第8回
時間もコストも低減
準備も大変、読むのも大変!紙だらけ会議をペーパーレス化ですっきりしましょう
2018年03月28日 09時00分更新
電子黒板がなくても、手書きやペンを使った注釈追加ができる
図面やデザインなどのビジュアルデータを使った会議では、修正点や注釈の書き込みがあるので大きなサイズの紙に印刷して配布するでしょう。このようなケースでの資料のペーパーレス化には、ユニット型の電子ボード装置が活用できます。
ユニット型の電子ボード装置とは、プロジェクターを投影するスクリーン面にセンサーユニットを取り付けることで、スクリーン面そのものを電子ボード化する装置です。図面やデザインイメージなど、大きなサイズで表示したものにも、電子ボードのペン機能で書き込みができるので、紙に印刷しなくても書き込みやデータの保存・共有が可能です。プロジェクターのスクリーン代わりにホワイトボードやスチール間仕切りの白い壁を利用すれば、マグネットで簡単にセンサーユニットを取りつけられるので、サイズの大きな図面やデザインイメージでも紙を使わずに打合せや議事メモの作成ができます。比較的安価な装置なので、既存の機器類に後付け導入しやすいツールです。
つい会議の前に紙の資料を印刷してしまいがちですが、事前の資料データの配布と、会議中の積極的なプロジェクターやディスプレイの活用をして、ペーパーレス会議に取り組んでみましょう。会議の準備や運営にかかる時間を効率化できますよ。
橋本 雅司
株式会社内田洋行 ICTリサーチ&デベロップメントディビジョン ICTプロダクト企画部プロダクト2課 課長
内田洋行 オフィスエンジニアリング事業部営業部門を経て、2008年より会議やコミュニケーションの活性化や効率化を支援するICTソリューションの企画業務に携わる。現在は、営業統括部門のスタッフとして、教育・公共・民間のすべてのマーケットに対するICT商品・ソリューションの企画を担当。
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