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MSIのゲーミングデバイスをプロチームの代表者が使ってみた

2018年03月05日 15時00分更新

文● 宇参 雄太(Irisviel) 編集●北村/ASCII編集部

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 MSIからゲーミングデバイスが3月中に発売される。プロチーム「Team Creatives」のIrisvielとして活動する筆者が、発売前にそのキーボード、マウス、ヘッドセットに触れる機会に恵まれたので、実際の使用感をお届けしよう。

銀軸採用のメカニカルキーボード
VIGOR GK80

メカニカルキーボード「VIGOR GK80」。想定売価は税抜1万9980円

 CORSAIR製キーボード「K70」をアップグレードした製品と言える。このMSIのGK80も下位モデルのK70もどちらもCherry MXスイッチの銀軸を搭載しており、外観の質感や形状までがK70とそっくりだ。

 この原稿を書く時もGK80を使用しているが、やはりタイピングは他のメカニカルよりも軽快に打てるのが銀軸の良さであり、指に負担がかりにくいのは1つの魅力と言える。打鍵感は赤軸と茶軸の間をとったようなイメージである。

WASDキーにはメッキ加工されたキーキャップを装備。WとSキーは前後に傾斜、AとDのキーは左右に傾斜しており、指が滑らないようになっている

 WASDキーにはメッキ加工されたキーキャップがデフォルトで搭載されている。Ttesportsのキーボードにも別売のメタルキャップがあるが、標準で装備されているのはうれしい。

 筆者は問題なくゲームプレイでもタイピングでも支障は感じなかった。むしろゲームではこのメタルキャップにより夏はヒンヤリして手汗防止にもつながり、ボタンミスも少なくすむため、この採用はグッド! ちなみにCORSAIRのK70ではラバー加工された材質だった。

付属品にはデフォルトとなるキーキャップのほか、ラバー加工のバージョンも添付されている。別売で買いそろえる必要がないのがポイント高い

メディアプレイヤーボタンがさりげなく搭載されているのは利用者からするとありがたい配慮。USBハブも内蔵されている。位置的にマウスを接続することを想定しているようだ

キーの発色も明るさもCORSAIR K70とほぼ同じ。MSIのGK80はキーボードの両端にLEDを搭載しており、ここの発光がかなり目立つ。あえてここを発光させるのはK70との違いを見せるためだろうか……

VIGOR GK80のテンキーレス版
VIGOR GK70

VIGOR GK80のテンキーレス版だが、隠れた場所に違いがある「VIGOR GK70」。想定売価は税抜1万6800円

 ゲームユーザーとしては机の空間を少しでも空けることに越したことはなく、斜めにキーボードを置いたりしてプレイしている人もいるため、テンキーレスが好まれることがある。またゲームユーザーはテンキーをほとんど利用しないので、どちらかといえばこちらがオススメ。

 付属品はVIGOR GK80とほぼ一緒だが、ラバー加工されたリストレストが付属されていないのは残念なところ。ただその期待を裏切らない隠れた場所にデザインが施されており、銀のスチールフレームが一本線で入っている。

真上から見ると銀のスチールフレームが一本線で入っているのがわかる

側面にもGK80とは違うデザインのLEDが内蔵されている

ケーブルは着脱可能なので、持ち運んだり収納する際にケーブルがじゃまにならずに便利

 VIGOR GK70、GK80両製品ともに他社製品の良いところ取りをしており、キースイッチもゲーマーの絶大な支持を得るCherry MX搭載なので文句の付けどころがない。プロゲーマーとして自信を持ってオススメできる製品に仕上がっている。

独ZF Electronics製のCherry MXキースイッチのなかでも、反応速度に優れた最新のSPEED Silver軸(通称、銀軸)を採用する。これはアクチュエーションポイントというスイッチがオンになる深さが、通常の軸より浅いため高速タイピングやアクションゲームに向いている

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