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Gmailを完璧に使い倒す(秘)テクニック 第35回

Gmail+自動化サービスで大雪警報発令時にメールを送る

2018年01月29日 10時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

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Gmailをメインの登録先や連絡手段として使っているユーザーは多いかと思いますが、ちょっと設定を加えるだけでさらに便利になります。ライターの島徹さんが日常生活でも役立つGmailのTipsをご紹介。

防災速報の通知をトリガーに
Gmailを自動で送信する方法

 今年の冬は、広い範囲で大雪警報が発令されるなど、天候による生活の混乱が多くみられます。とはいえ、こういった情報はメディアのほか最近だとSNSを確認しないと気付かない場合があります。

 そこで今回は、Yahoo! JAPANの自動化サービス「myThings」を使って、、大雪警報が発表されると、Gmailを利用した通知メールが届くように設定してみましょう。

自動化サービス「myThings」を使って、大雪警報をGmailで通知してみよう

 自動化サービスを改めて説明すると、クラウド上で「○○したら、△△する。」という形で各社のWebサービスを連携させた自動処理を作成し、自動実行するサービスです。有名な「IFTTT」のほか、マイクロソフトの「Microsoft Flow」などもあります。詳しくは以前の記事をご確認ください。

「myThings」で大雪警報をGmailで通知する方法

 myThingsの設定には、基本的にスマホのアプリが必要となります。まずはmyThingsウェブサイトから、iPhoneもしくはAndroidスマホ用アプリをインストールしましょう。

 myThingsの初期設定を終えたら、新しいサービスの組み合わせを作成しましょう。メニュー画面下のペン型のアイコンをタップし、組み合わせ一覧画面の右上にある「+」アイコンをタップすると、「○○したら○○する」という表示の作成画面が表示されます。

「○○したら○○する」に、各社のウェブサービスを設定する

 まずは自動処理の実行条件(トリガー)となる、「○○したら」の部分を設定しましょう。「○○したら」をタップすると、連携できるさまざまなチャンネル(ウェブbサービス)が表示されます。今回は、Yahoo! JAPANの「防災速報」を選びましょう。

実行条件となるウェブサービスを選ぶ。画像にはスマホの機能とYahoo! JAPANのサービスだけしか表示されていないが、下にスクロールすると各SNSやIoT機器ほかさまざまなサービスを選べる

 防災速報を選んだら、次は「詳細設定」をタップします。画面表示に従って、防災速報で「大雪警報・注意報が発令されたら」を選択します。次に、地域や警報レベルを設定したら「○○したら」の設定は完了です。

「○○したら」に、東京都千代田区で大雪警報や特別警報が発令されると、自動処理が実行されるよう設定した

 次に「○○する」をタップして、先ほどと同様に設定しましょう。ウェブサービスの「Gmail」を選んで、詳細設定でメールの送信先と件名、本文を入力します。件名や本文の文中には、警報の日時や内容、参照URLの情報を自動挿入する設定もできます。

「○○する」には、Gmailを使って警報情報についてのメールを指定した相手に自動送信するように設定した

 設定が終わったら、画面スクロールして実行する曜日を設定し「作成」をタップしたら完了です。この設定を有効にすると、Yahoo !JAPANの防災警報で大雪警報の情報が通知されると、自動的にGmailから指定した相手に通知メールが届きます。

組み合わせ一覧で、自動処理を有効に設定する

 ここまで操作して気づいた方も多いと思いますが、今回の設定は大雨警報など別の用途にも使えます。また、今回はGmailでの通知メール送信という設定ですが、メーリングリストを送信先に設定したり、GmailだけでなくLINEやSlack、Twitterなど別のサービスに通知することもできます。工夫して、さまざまな用途に活用してみましょう。


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