月1000円強でYouTube見放題 エンタメフリーが使えるBIGLOBE SIMに加入した
2017年12月07日 12時00分更新
12月に入って料金の安い携帯電話サービスの競争が激化している。ワイモバイルやUQ mobileといった大手のセカンドブランドが大攻勢を仕掛けるなか、MVNOの格安SIM勢は12月からは支払い金額が安くなるさまざまなキャンペーンを実施。今がまさに格安SIMの入りどき、という状況だ。
そのなかでも格安SIMでは珍しいキャッシュバックを打ち出しているBIGLOBEに加入してみた。
超老舗通信サービスの格安SIM「BIGLOBE SIM」
BIGLOBEといえば、格安SIMでも比較的老舗のサービス。開始当初はあまり特徴的なサービスはなかったが、最近では特定の音楽や動画の配信サイトの通信量をカウントしない「エンタメフリー・オプション」の導入など意欲的な面もある。
KDDIの子会社となってからはauネットワークのプランの提供を開始しており、通信品質の改善といった期待もできそうだ。
BIGLOBEはもともとNECのサービスであったが、分社化した後NECの資本を離れ、2017年にはKDDIの子会社となった。
元をただせば1986年開始の「PC-VAN」というパソコン通信のサービスから形態を変えながら継続しており、日本のコンピュータのネットワークサービスとしては老舗中の老舗と言ってもいいだろう。
格安SIMでは、最初は少し料金の高いMVNOサービスとして開始したものの、現在の基本サービス部分は主要格安SIMとほぼ横並びの容量や価格となっている。
特徴的な付加サービスとしては、エンタメフリー・オプションを申し込みすれば、「YouTube」や「AbemaTV」といった動画配信サービスや「Spotify」「Apple Music」「Google Play Music」といった音楽配信サービスに関わる通信がカウントされない。
月間3GBのプランでも利用可能なエンタメフリー・オプション
エンタメフリー・オプションは2016年に登場したが、当初は月間6GB以上のプランでしか申し込みができず、動画や音楽専用に利用するには最低でも2500円以上の費用がかかっていた。しかし、現在は3GBプランでも利用可能になり、身近なものになった。
エンタメフリー・オプションの利用料金は音声通話付き回線で480円、データ専用回線で980円。エンタメフリーを目当てにするならば、音声通話付きにしてもトータルの利用料金はほとんど変わらない。
また、2018年2月4日までの新規加入時にエンタメフリー・オプションを同時申し込みすると、初月無料で翌月から24ヵ月間380円(100円引き)で利用できる。
後述するがキャッシュバックもあり、エンタメフリー・オプション付きの音声通話回線なら、キャッシュバックを相殺して月あたり1000円程度で非常に安く利用できるようになっている。
なお、初期費用だが、加入時は申込手数料3240円とSIMカード準備料426円がかかるが、申込手数料は加入パックを安売りしている店で買うことで節約できる。今回はアマゾンにて500円で購入できた。
また、非常に細かいことだが、以前は加入パックから加入した場合は新規IDでしか開通できなかったが、現在は加入パックでも既存IDを使って格安SIMの開通ができる。
古くからのBIGLOBEユーザーでメールアドレスを残すために月額216円のベーシックコースを維持している場合は、月額216円分を重複させずに利用できる。
さらにキャッシュバック実施で
月額あたり1000円を少し超える程度
広告などで見かけるように、今、BIGLOBEでは音声通話付き回線では加入から約1年後に1万2000円のキャッシュバックが受けられるキャンペーンを行なっている。
当初は12月3日までだったがキャンペーン機関が延長され2018年2月4日まで利用可能。3GBのプランに加入し、キャッシュバックを相殺するように計算すると、初月無料を除いた最初の1年間は、1ヵ月あたり1142円となる。
具体的には3GBの音声通話付きプランが1600円、ユニバーサルサービス料が3円、エンタメフリー・オプションが380円、これに消費税を付けて12ヵ月分で2万5704円。
ここからキャッシュバックが1万2000円あるので1年目にかかる費用は1万3704円。それを12で割って月額1142円となる。
キャッシュバックは13ヵ月経過後なので、月額2000円以上払っておかなければならないがこの金額は魅力。
BIGLOBEは広告などでキャッシュバックを含んで音声通話が月あたり600円と打ち出されているが、エンタメフリー・オプションもぜひ入っておきたいオプションである。
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