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勝間和代の《倍辛》家電レポート:

勝間和代が「ヘルシオをオーブンレンジとして買ってはいけない」と思う理由

2017年07月28日 07時00分更新

文● 勝間和代 編集● 家電ASCII編集部

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●普通のオーブンレンジとしては正直、微妙

 2015年以降のモデルには「まかせて調理」機能があります。これを使えば、実はヘルシオ初心者の方でもいろいろなことが簡単にできるのですが、それでも使わない人に聞いてみると、水蒸気調理のできあがりがうまくイメージできないようです。

 私が「ヘルシオで焼きそばが簡単に作れます」というと、焼そばレシピに対応したヘルシオを持っているユーザーでさえ、驚きます。みんな、別冊のレシピまで細かく見ていないのです。

 おまけに、水蒸気系の部品を搭載しているためか、電子レンジやオーブンの機能は正直ライバルであるパナソニック「ビストロ」に比べ、勝っているとは言いがたい面があります。旧来的な電子レンジやオーブン機能を使おうとすると、なかなかヘルシオを選択できないのです。

 たとえば、普通にご飯をあたためようと思っても、自動ボタンだと、なぜかピタッとした温度になりません。微妙に熱かったり、ぬるかったりするのです。

 複数のものを一度にあたためるのも苦手で、「しっかり」ボタンを押さないといけないし、押したとしても、両方ちょうど良くあたたまるのがなかなか難しいのです。なので、うちではもう、あきらめて、2つのものをあたためるときは、2台のヘルシオで別々にあたためるようにしています。

 なぜうまくいかないのかというと、従来は、大量の蒸気でセンサーが曇ってしまうため、赤外線センサーを搭載できなかったからだそうです。2015年モデルからはシャッター付きの赤外線センサーを搭載していますが、ヘルシオはオーブン調理の直後でもレンジ機能が使えるようにするために湿度センサーを併用していて、その特性からバラつきが出る場合があるそうです。

 ヘルシオの話をメールマガジンや著作などでずっとしていたら、私の友人の友人がシャープの方を紹介してくださって、ヘルシオ2017年モデルの新製品発表会に行くことができました。

2017年型ヘルシオ「AX-XW400」
炙り焼き機能が特長。ステーキも焼けます

 そこでは新しいモデルとして炙り機能が紹介されていましたが、私が欲しかった以下の2点の改善機能は、まだ搭載されていませんでした。

その1 無線LANを手動で設定したい。また、できれば、5GHz帯につなぎたい
その2 ソフト蒸しが70℃からだが、60℃と65℃がほしい

 その1は、今ヘルシオに付いている無線LAN機能はとても便利ですが、「プッシュボタン」方式での接続にしか対応していないため、接続できる無線LANルーターが限られています。また、2.4GHz帯を使うため、集合住宅のように2.4GHz帯の電波が密集しているところでは、電波干渉で接続が途切れることがあります。これを手動接続、かつ、5GHz帯につなげるといいなと思っています。

 その2は、動物性たんぱく質の凝固が67℃前後で始まるため、70℃だと、鶏ハムや煮豚を作るときに、微妙に高いのです。もちろん、食中毒の危険性があるため低温を許すかどうかはバランスが難しいと思いますが、せめて65℃があると、繊細な牛肉なども調理の幅が広がると思います。