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キヤノンのお買い得デジタル一眼を使い倒すテクニック 第1回

Wレンズキットが4~5万円台のキヤノン「EOS M10」&「Kiss X7」のお買い得をチェック!

2017年04月17日 12時00分更新

文● 周防克哉

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標準&望遠ズームセットで4万円台の「EOS Kiss X7」

「EOS Kiss X7 ダブルレンズキット」。Kiss X7の本体サイズは幅116.8×奥行き69.4×高さ90.7mm、バッテリーとメディア込みの質量は約407g。一眼レフとしてはかなり小さくて軽いのが特徴的だ。色はブラックのほかにホワイトもある。色によって価格の違いが多少あるので注意

「EOS Kiss X7 ダブルレンズキット」。Kiss X7の本体サイズは幅116.8×奥行き69.4×高さ90.7mm、バッテリーとメディア込みの質量は約407g。一眼レフとしてはかなり小さくて軽いのが特徴的だ。色はブラックのほかにホワイトもある。色によって価格の違いが多少あるので注意

 EOS Kiss X7は、同社デジタル一眼レフのエントリーモデル。発売は2013年3月とすでに4年も前の製品だが、いまだに現行製品としてラインナップされている。

 機能は最新ではないが、最大の魅力はその価格だろう。ダブルズームキットには標準ズームの「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM」と、望遠ズームの「EF-S55-250mm F4-5.6 IS II」の2本がついていて最安価格は4万5000円前後(4月5日現在)と5万円を切っている。レンズ2本買ったらカメラが付いてきたような感覚だ。

 Kissシリーズは機種名の末尾に「i」がつくモデルとつかないモデルがあり、つかないほうがより入門向けになっている。

 とはいっても、デジカメに慣れた人に向かないわけではなく、小型・軽量なボディーはサブ機にしてもよし、日常的に持ち歩いてもよい。

背面モニターはタッチに対応している。ライブビューと動画撮影時には常時タッチ操作が可能だが、光学ファインダー使用時には「Q」ボタンを押して操作画面にならないとタッチ操作が有効にならないのは便利だ

背面モニターはタッチに対応している。ライブビューと動画撮影時には常時タッチ操作が可能だが、光学ファインダー使用時には「Q」ボタンを押して操作画面にならないとタッチ操作が有効にならないのは便利だ

 有効画素数は約1800万画素で、最新のエントリーモデルでは2000万画素を超える機種もあるが少くて困るほどではない。

 どちらかというと、画素数よりも画像処理エンジンの世代が古いため、高感度でのノイズ処理が気になるところ。本記事後半で感度別撮影サンプルを掲載しているので確認してみてほしい。

測距点は9点。全選択にすると自動的にいい感じの場所に合わせてくれる。ただし、距離の近い場所にピントが合う傾向なので、意図しない場所に合ってしまうこともある。中央1点を選択しておき、AFロックを積極的に使っていくのがいい

 また、AF測距点は9点と、今となってはちょっと少なく、合わせたい位置に測距ポイントがない場合も多々ある。こういうときには中央1点にしてフォーカスロック機能を活用したほうが確実だ。

 カメラ任せにするのではなく、自分で合わせたい場所にあわせて構図をし直す方法は撮影の基本でもあるので使いこなしておきたいところだ。

クリエイティブフィルターを撮影時に適用するには撮影モードを「クリエイティブオート」に設定してから選ぶ。フィルターを適用した写真とオリジナルの両方が記録されるのは便利だ

撮影後に保存されている画像に対しても処理を行なえる。項目にもよるが、3段階で強弱の調整ができたり、色調を選べたり、「ジオラマ風」では位置の調整もできる。処理したデータは新規に保存されるのでオリジナルは残り、また重ねがけも可能だ

撮影後に保存されている画像に対しても処理を行なえる。項目にもよるが、3段階で強弱の調整ができたり、色調を選べたり、「ジオラマ風」では位置の調整もできる。処理したデータは新規に保存されるのでオリジナルは残り、また重ねがけも可能だ

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