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ポタフェス 2016 ― 第3回

AK70の新色2カラーも展示!

ド級のステンレス製で専用ポタアン付き「AK380 SS+AMP」を聴く

2016年12月19日 21時52分更新

文● 貝塚・きゅう/ASCII

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 12月17日と18日にベルサール秋葉原で開催された「ポタフェス 2016」で、アユートはAstell&Kern製の新型プレーヤー「AK380 SS+AMP」を参考展示した。

 AK380は、Astell&Kernの最上位ハイレゾ対応プレーヤー。その筐体をステンレス鋼に変更したもの。ステンレス素材は第2世代のフラッグシップ機「AK240」バリエーションモデルAK240 Stainless Steelにも採用していた。ちなみにAK380のバリエーションモデルとしては、今年1月に銅製筺体を採用した「AK380 Copper」を投入済み。AMP付きで手に持った感想としては、AK380 Copperのほうが若干重い印象だが、ほぼ同等の重量だった。ジュラルミン製のAK380標準モデルと比べると、かなりずっしりとくる。

 AK380 SSには専用のヘッドフォンアンプAMP SSに加え、バンナイズ製のキャリングポーチが付属し、特製の化粧箱に収納したセットのみが計画されている。全世界向けの正式発表は2017年頭のCESを計画しているとのこと。当然まだ価格や発売時期などは公表されていない。

アンプの起動を確認する青色のインジケーターが設けられている。

 筺体サイズはAK380の標準モデルと同じだ。素材のみが異なる。機能についてもスペック上の差はないが、素材変更によりGNDラインが強化されるため、音質には差が出る。付属のAMP SSもステンレス鋼製で、装着するとDAPとしてはあまり例のないほど大型になるが、社外のヘッドフォンアンプを接続するのとは異なる一体感が得られる点はメリットだ。

 ポタフェスでは、本国からサンプルが届いたため急遽展示することになったそうだが、残念ながら来場者が試聴することはできなかった。ただし展示されていたのは実働品で、インターフェースなどを試すことができた。

 なおプレス関係者向けには試聴機が用意されており、短時間であるがAK380 Copper、AK380との比較ができた。

中央がAK380 SS。右がAK380 Copper

 そこで手持ちのイヤフォンを使い、Daft Pankの「Get Lucky」、高橋洋子の「残酷な天使のテーゼ Director's Edit. Version」、松田聖子の「渚のバルコニー」など、手近にあった試聴用ハイレゾ楽曲を聴いてみた。いずれも同一素材のAMPと組み合わせている。

 AK380 SSの音質は一言でいうと、ソリッドで充実したもの。硬質なサウンドという印象だ。標準のAK380と比較すると特に低域の表現に差がある。タイトでぐいっと前に出てくる。一方で高域はよく伸びる。S/N感が高く消え去る間際の微細な情報まで残していた。標準版のもともと精緻な空間表現と比べても別物というほど、より広く、よりクリアーな音場を提供してくれる。

 重量感があり安定した低域、寒色系で凛として研ぎ澄まされた音色の組み合わせはAK380の標準版を初めて聞いた時の驚きを、さらに昇華させたものに思えた。AK380 Copperとの比較では、AK380 Copper自体が標準版より低域がふくよかでウォームな印象だったこともあり、対照的だ。好みの要素もあるが、やはりハイレゾらしい際が立った豊富な情報量を実感したいならAK380 SSのほうだろう。

専用キャリングケース

 価格はAK380 Copperを参考に考えても「買える人は買える」という程度の、相当にハイエンドなものになるハズだが、ポータブルプレーヤーの世界における、超ハイエンドの音を知りたいという人にとってはリファレンス的な位置づけとなるのは確かだ。機会があるのなら、ぜひ試聴してほしい逸品である。

AK70にはピンクとホワイトの新色も登場

 またアユートブースでは、AK70の新カラーも参考出展された。

 新色は「ホワイト」と「ピンク」の2色。同社のラインアップの中では実売価格が6万円前後と比較的安価であり、DAPの入門機としての役割も持つ製品。

 ピンクはアルマイト塗装で、金属の質感がうまくピンクに彩られているイメージ。一方のホワイトは、塗りつぶし塗装となり、一見するとポップで軽い印象を与える。とはいえ手に持ってみるとやはり金属筐体ならではの質感があった。AK70のカラバリについても発売時期/価格ともにアナウンスされなかったが、追って詳細が発表される予定だ。

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