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ジョウボーンに売れ筋モデルを聞いてみる

ジュリア・ロバーツも使うライフログ「UP3」「UP2」の新デザイン

2015年10月08日 22時00分更新

文● 鈴木誠史/ASCII.jp

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ジョウボーン製品開発部門責任者 ヨーゲン・ノルディン氏。オススメの色はルビークロスとインディゴツイスト

黒とシルバーだけでは足りなかったのか?

― UP3の新色とUP2 Ropeにはどんな狙いがあるのですか?

「UPは身に付けるデバイスですから、デザインもカラーもその人その人のセンスに合うものでなければいけません。オシャレな人に限らず、普段から着る洋服にはその人の個性が出ますからね。

 黒が無難だと言われていますが、スマートフォンカバーでもみなさん個性を出しています。自分に合った色・利用シーンに合った色を選びたいという気持ちに、UPも応えたいのです」

― 一見ガジェットらしくないデザインです。これらは女性向けですか?

「いいえ! 男女兼用で使える色にしようと考えていました。でも確かに、ジュリア・ロバーツさんはUP2 Ropeのオートスペクトルを使ってくれていますね」

UP2 Ropeは全5色。US市場ではどの色もまんべんなく売れているそう。ジュリア・ロバーツさんも使用するオートスペクトラムは右から3番目

― 人気が集まりそうな色はどれでしょう?

「USでは発売からしばらく経ちましたが、Amazonでの売上を見るとどの色も同じくらい売れています。1色・2色に人気が集まるかなと思っていましたが……いい意味で裏切られました。ちなみに私は、ルビークロスとインディゴツイストが好きです」

ジョウボーンは日本をこう見る

― UP3の「ブラックゴールド」を日本(と中国)限定色とした理由を聞かせてください。

「ディストリビューターが『日本では黒と金が人気だよ』とアドバイスをくださいました。日本の方にどう受け入れられるか。売れ行きを見るのが楽しみです」

― ジョウボーンから見て、日本市場にはどんな特徴がありますか?

「日本は新しいテクノロジーに対してとても好意的ですよね! 歩数計だって古くからありました。嫌悪感なくデバイスを身につけてくださいます。

 UPは採取したデータを分析し、生活改善のアドバイスを行なう『Smart Coach』機能を備えています。このような“スマートフォンを使用した相互作用システム”が日本では人気だと聞いています」

「Smart Coach」機能。ユーザーの行動に合わせて様々なアドバイスをする

ジョウボーンが考えるウェアラブルの未来

― 今後、UPシリーズをはじめウェアラブルデバイスの技術はさらに進化を遂げそうです。どんな未来のビジョンが見えていますか。

「UPはセンサーを組み合わせたデバイスですが、もっと様々なものにセンサーが埋め込まれた時代が来るでしょう。メガネにも、洋服にも。身に付けるものだけじゃありません。あらゆる場所にセンサーがあるのです。外部からの情報もキャッチし、総合的に判断して、生活をよりよいものにするアドバイスを送れる。そんな時代が来るんじゃないかなと。

 例えばダイエット中、ドーナツ屋の前に立ち止まったとき。センサーが感知して『それじゃ体重は減らないよ!』と教えてあげられるかもしれません。ドーナツを食べることは悪いことではありませんが、よりよい生活を送りたいと思っていても、人はなかなか行動を起こすことができません。理想とのギャップをテクノロジーの力で埋める、それこそがジョウボーンのゴールなのです」

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