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発売までにどこまでアップデートされるかがカギ

発売前の最上位機種Jawbone「UP3」をチェック、機能にもう一声ほしい

2015年07月01日 12時00分更新

文● 四本淑三

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 Jawboneが今夏後半に販売を予定しているアクティビティートラッカー「UP3」を3週間ほどテストしました。歩数や睡眠状態を検知する加速度センサーに加え、心拍数の計測に対応するバイオインピーダンスセンサー、体温計、気温計と、計4つのセンサーが詰め込まれているという、これまでにない仕様です。

 Jawboneが現在販売しているラインナップは、加速度センサーだけのシンプルな「UP move」、UP24の後継機種にあたる「UP2」の2機種。今まで発売が伸びに伸びていた期待の製品ですが、もしUP3が予定どおりに発売されれば、このラインナップの最上位機種となります。果たして、これを使うとどれくらい健康になれるのでしょうか?

小さくなってデザインは向上

 外観は、Jawboneのこれまでの製品と同様、液晶ディスプレーを持たないリストバンド型です。従来は3サイズ用意されていましたが、今回からユニバーサルフィットの1サイズとなりました。これは、バイオインピーダンスセンサーを肌に密着させるため、長さ調整のできるバンドが必須となったこともあります。

 ボディーは表面はアルマイトで、3色のLED表示を持ち、ボディー表面はタッチ操作を受け付けるようになりました。これによりUP3には機械式ボタンがありません。

 ベルトは柔軟なラバーで、手首にフィットするよう、あらかじめうまくカーブが付けられています。全体的にUP24に比べると小さくなり、日常生活で邪魔に感じることは減りました。

 バッテリーは充電式で、フルチャージで7日間ほど持ちます。

 残念なところとしては、事前の発表では「UP3」は水深10mまでの防水に対応し、水泳中の利用も可能とのことでしたが、防水性能の維持が難しいらしく、実際に生産される製品は生活防水にとどまるようです。タッチ操作への変更、充電用の端子の構造などは、おそらく防水に対応した設計と考えられるので、なんとも惜しいところです。

本体裏側に皮膚の表面温度を測るセンサーと充電用端子があります

バンドの留め金はネックレスやブラジャーのようなタイプです

充電はUSBバスパワーを利用した専用の充電ケーブルで行ないます。磁石の反発力を利用して、正しい方向で装着できるよう工夫されています

(次ページでは、「バイオインピーダンスセンサーとは」)

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